04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
毎度おなじみの、バンクーバー観光案内。
案内というより、私が実際に観光した場所の記録?
今回はガスタウン(ギャスタウン)です。
説明が面倒なので(オイ)、とある観光関連のウェブサイトから抜粋した記事を無断転載。
バンクーバー発祥の地ギャスタウン。名前の由来は1867年、お酒好きのジョン・デイトは妻と犬と樽のウイスキーを片手にこの地に上陸。ここで、近くの製材所で働く労働者を相手に酒場をひらき、バンクーバーの歴史がひらかれた。彼はとても弁舌に優れ、おしゃべり好きだったため、Gassy“おしゃべり” ジャックと呼ばれ街の人気者になり、この町は次第にGassy's Townと呼ばれ、後にGastownになった。
(出典:カナダ旅行の総合観光案内 『カナダマニュアル』http://www.canadamanual.com/vancouver/gastown.htm)
←中心部はこんな感じ。中央に見えるのが世界3大ガッカリの一つと言われる(嘘)スチーム時計。周りはカメラを構えた観光客でいっぱい。ときどき蒸気を吹く時計。
町並みは歴史的建造物保存地区といった感じで、レンガ造りの洒落た建物が多い。
←Gassyさんの像。ぶっちゃけ ちょっと薄汚れているが、観光名所。
とまあここまでは一般的な観光向けのお話。
<衝撃!ガスタウンの裏側とは!?>
衝撃というほどのものでもないかもしれないけど、ガスタウンはバンクーバーの中でも治安が悪いことで有名。「地球の歩き方」などの日本人向けガイドにも、ガスタウンとチャイナタウンには、夜は近づかないようにと書いてある。
ガスタウンはイースト・ヘイスティングス・ストリートとメイン・ストリート(固有名詞であって一般名詞ではない)の交差点も近いからね。ちなみにこの交差点は最も浮浪者が溜まっているスポットとして有名。私は以前間違ってこの近くでバスを降りてしまって、怖くて走って逃げた。場景をたとえて言うなら、映画のバイオハザードみたいな感じ?ジャンキー浮浪者たちはゾンビみたいに歩く。スーパーマーケットの大きな買い物カートに乗ってる人もいる。こわっ。
ガスタウンにはお土産屋さんが多いので、日本人の観光バスが立ち寄ったりして昼はそれなりに観光客で賑わっている。しかし、その観光客を狙ってかどうか知らないが、ガスタウンには浮浪者・ホームレスが多いと感じた。ダウンタウン全体にも結構いるけど、ホームレスが通行人にお金をせびっている。それ自体は、ダウンタウンでは結構一般的に行われているが、ガスタウンでは圧倒的に片足や片手がない人が車椅子に乗ってお金を要求してくるということが多い。観光客はこういうのに同情してお金をあげたりしているのだろう。しかし。服の中に手や足を隠して、あたかも手足がないように見せる詐欺が多いと聞く。それに、「アイムハングリー(腹減った)」と書いた段ボール箱を掲げながらお金をもらった浮浪者は、そのお金で食糧ではなくドラッグを買うという。浮浪者にはお金はあげない、あげるなら食べ物をあげること。というのがこちらでの常識のようだ。よく黒い大きな犬を連れた浮浪者もいる(犬は皆同じ犬種のようだが、何故だろう)。「(人はどうでもいいけど)犬が可哀想」と思って、お金をあげる動物好きの人もいるらしいが、これも彼らの手口である。犬を使うなんて悪辣な!!中には、本当に犬しか身寄りがないんだという人もいるんだろうけど・・・・。あまり日本では見ない光景だけに、最初は結構ショッキングである。しかしそのうち慣れる。
浮浪者の話ついでに。ダウンタウンのウォーターフロントステーション前からバンクーバー・アート・ギャラリー付近のエリアに出没する「25セントおばさん」というのがいる(勝手に命名)。長い外套を着て、道行く人に『25セント貸してくれない?』と声を掛けて歩く白人のおばさんである。私はこのエリアにはよく行くので、2~3回会った。このおばさんがホームレスかどうかは分からないが、何ヶ月も同じエリアで『25セント貸してくれない?』と言い続けて飽きないのだろうか?それよりも空き缶を5個集めてスーパーのリサイクルコーナーで25セントと交換したほうが効率が良いのではないだろうか?毎回ただ誰かに公衆電話で電話を掛けたいだけなのだろうか?とにかくこんな変なおばさんがいるのである。以前私と韓国人の友人二人で歩いていたところ声を掛けられ、我々が無視すると、『Fucking nationality!!!』(意訳:このクソ黄色人種!!)とののしられた。人種差別もここまで来ると笑い話のネタになる。
ハウスメイトだった日本人R君の話によると、彼が浮浪者の金銭要求を無視したところ、後ろからいきなり頭をバコッと殴られたらしい。「なんだっ!?」と思って振り向いたら、すでにそいつは逃げ去った後だったという。彼は幸いケガもせずに済んだらしいが・・・・・。
余談だが、ガスタウンのお土産屋さんはけっこう高いと思う。バラードストリートやロブソンストリートのほうに行けば、もっと安くて日本語が使えて日本円も使えるお店がけっこうある。ダウンタウンのバラードストリートとアルバーニストリートの交差点近くにあるお土産屋さんが一番安いようだ。