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バンクーバーには桜の名所が多い。春になると、あちらこちらで桜が咲き乱れる。


たとえでも比喩でもなく、街中がピンク色に染まるのだ。


中でも、スカイトレインのターミナル駅ウォーターフロントステーションから一つ手前にある「バラードステーション」は、通勤客や学生にも人気のお手軽花見スポットだ。

ただ、カナディアンは日本人とは違い、公園でお酒を飲んでドンちゃん騒ぎという花見をすることはないので、満開に咲いているのを見て「ほう~」とため息をつくのである。お花見大好きの日本人も、屋外でお酒が飲めない(違法)こともあり、わざわざ屋外での花見の宴を開こうとはしない。郊外のほうではこっそり花見会&酒盛りをしている人もいるかもしれないが・・・。少なくともダウンタウンでは、日本で見られる所謂「花見客」の姿は全く見られない。

ここでは、

世の中に  絶えて桜の  なかりせば  春の心は  のどけからまし
(世の中に一切、桜というものがなかったら、春をのどかな気持ちで過ごせるだろうに)

という歌は、どうにも生まれそうにない。


ただ、地元の日刊紙「バンクーバー・サン」には、市内の桜スポットやフェスティバルの情報などの折り込みチラシが入っていた。3月末~4月半ばくらいにかけて、市内で桜祭りが催される。

バンクーバーの桜は、日加友好の証として1940年頃に輸入されたとかなんとか。


IMGP0630.JPGIMGP0631.JPG


←3月19日撮影。





IMGP0856.JPGIMGP0858.JPG


←3月26日撮影。





花の裏側がちょっと暗く写ってしまったが、だいたいの雰囲気はお分かりいただけると思う。

IMGP1177.JPG


←4月16日撮影。





バンクーバーで桜が満開だった頃、私はちょうどNPOでインターンシップを始めたばかりだった。7週間のプログラムの1~2週目で、まだ慣れないし何をしたらいいか分からないし、自分がやっていること(大きな意味で)が正しいのかどうか自信が持てなくなっていたし、一緒にインターンをしていた他校から来たドイツ人2名のほうが責任ある仕事を任されているように思えるしで、思いっきり凹んでいた時期だ。カナダ生活も3ヶ月目に入って少し周りが見えてきて、さらに慣れ親しんだ親切なホームステイファミリーを離れて一人でハウスシェアに入った。買ったばかりの i Pod で、日本の歌は聴くまいと思いつつもついつい聴いてしまった。インターン先から歩いて海辺のバス停まで向かう途中、初めて通る道で桜が満開だった。風が吹いて桜の花びらが舞い散った。

ちょうどそのとき i Pod から流れてきた曲は、TOKIOの『花唄』だった。

嗚呼~花が咲く 理由もないけど
肩落とす僕の上 凛と微笑む
やたら咲き誇る エラクもないけど
泣きだしそうな僕のために 舞う花吹雪


この歌詞を聴いて、カナダに着いてから初めて本気で泣きたくなった。今あのときのことを思い出しても、泣けてくる。このフレーズ全てが、そのときの私を表しているようで。それまでまともにこの曲の歌詞なんて意識したことなかったのに、ちょうどそのような境遇に自分が置かれていたりすると、ぐっと心にしみるものなんだよねえ、歌というものは・・・。



カナダ生活始まって初の泣き言紹介、でした(>_<)
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