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4月初め、インターンシップ先のNPOで、私のお世話係をしてくれているスタッフのIさん(スウェーデン人)と、インターンシップ生のD君(ドイツ人)と私の3人で、近くにある屋内ロッククライミングに行った。

Iさんはアウトドアスポーツが趣味で、本物のロックをクライミングしたりもするが、普段はトレーニングも兼ねてインドアロッククライミングをするのだそうです。D君もスポーツマンなので、クライミングに興味を持ったらしく、2人で仕事後に行ってみる話をしていた。そこに混ぜてもらったというわけだ。

私はアウトドアスポーツはもちろんのこと、インドアスポーツも、市民プールで腰痛改善のためにウォーキングをしたりくらいしか経験がない。スポーツなんて普段はスの字もやらん不健康人間だし、第一運動オンチだ。通知表の体育はいつも2だった。スポーツといえば、大学時代に古武道をかじったくらいのものだ。

そんな私が、こんなハードな(ハードと予想される)スポーツに挑戦してみちゃってよいものだろうか!?
でもまぁ、一人では絶対に行かないところだし、今のところ身近に連れてってくれそうな人もいないし、せっかくのチャンスなので行ってみた。

アウトドアスポーツが趣味のIさんは自転車で現地に向かうという。我々は自転車がないのでバスを使うことにして、現地で待ち合わせた。(余談だが、このときに乗った行きのバスの運転手さんと帰りのバスの運転手さんが同じ人だった。向こうも我々(日本人とドイツ人のデコボココンビ)を覚えていたらしく、こんな偶然がなんとなく面白かった。)

Iさんは常連だが我々は初挑戦なので、まずはナントカという書類にサインをする。確か、スポーツ施設でよくある免責事項の書類だったと思う。必ず「立会人」が必要、とのことで、このときはIさんがサインをしてくれた。このときにIさんが自分の生年月日を記入して知ったのだが、なんと彼女は私より年下!!ドイツ人D君も年下(大学院生)!!Iさんはカナダに移民して、結婚もしていると聞いていたし、かなり落ち着いていて仕事もテキパキこなすし英語だってネイティブ並みにしゃべるから、絶対1個か2個は年上だと思っていたのに。なんとなくショック。まあ欧米人は年より上に見えるとはいうものの・・・・・。


さて、気を取り直して、私の雄姿を見ていただこう。


IMGP0899.JPG

←クライミング初挑戦の私の雄姿。









石とか貝殻型の取っ掛かりをつかんで素手で登っていくわけだが、それぞれに色のついたテープが貼ってある。初級の人は青色のテープの貝を辿って行けばいいし、中級に挑戦したいと思えばオレンジ色のテープの貝を辿っていく・・・という感じで、ガイドテープが貼ってある。なるほど、これなら初心者でも簡単だ。(競技とかではないので、何色のテープのものを使用しても一向に構わないが、一応のガイドラインである。)このガイドラインから外れて、違う色に手や足を掛けてしまうと、次に進めなくなってしまう。厳密に言うと、先に進めるには進めるのだが、手の力だけで全身を上に上げなければならない等、苦難を強いられることになる。

壁は、直立のものと上方がせり上がっているものの2種類あり、当然のことながら上方がせり上がっているほうが難しい。だんだん手に汗をかいて貝が滑るので、本格的にやっている人は腰にチョークの粉が入った袋をくくり付けている。

必ず命綱を、下で誰かに押さえていてもらわねばならない。手が滑って落ちてしまったときや、降参するとき、天井まで到達して戻るときなどに、下の人が活躍する。下の人に任せておけば、登っている本人は手も足も使わずにスルスルと降りてくることができる。我々のときはもちろんIさんがこの役をやってくれた。

登っているとだんだん疲れてきて、上まで行く気力がなくなってくるのだが(運動オンチの私はさらなり)、下で彼らが励ましてくれるので、なんとか頂上まで辿り着くことができるのだ。

腰からお尻周りにつける器具と専用の靴はレンタルだが、私たち2人は初回の体験入門みたいなものだったので、特別に無料にしていただいた(15ドルくらい割引)。

Iさんによると、登り始める前に、登る人と下で命綱を押さえている人の二人で一緒に、必ず確認しなければならない事項が何点かあるという。その一つが、命綱の結び方だ。

IMGP0904.JPG

←これが、安全な命綱の結び方。必ず8の字になるようにする。これを怠ると、落下してケガをするかもしれない。





D君は、普通のクライミングのみならず、縄梯子を登るコースにも挑戦していた。縄梯子は天井からただ下がっているだけのもので、壁についていないので、非常に難しいコースらしい。さすがスポーツマンD君、かなりいい線まで登っていた。

夕方5時になり、Iさんの仲間が仕事を終えてやってくる時間になった。我々の体験入門に付き合ってくれていたIさんが、ロッククライミングの仲間とトレーニングに入る時間だ。

我々二人は30分ほどIさんの華麗なクライミングを見学した後、お礼を言って別れ、帰路に着いた。Iさんの他にもここには常連のスゴイ人々がたくさんおり、中でも細い身体に筋肉をつけた若い女性が、まるで掌に吸盤がついているかの如くスルスルと登っていく様を、我々は唖然として見上げていた。

広い世の中、こんな世界もあったのね。という貴重な体験でした。
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