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4月20日の午後5時頃、ダウンタウンのジョージアストリート沿いにあるアート・ギャラリーの前を通りかかったら、そこの広い庭に、驚くほど多くの人々が集まっていた。バンド演奏のような音楽も聞こえ、テントやテーブルも出ていて、一見するとまるで夏祭りか何かのようだ。

これは一体何の集まりなんだろう・・・。普段は、こんなに人が集まるような場所ではないので、何かの偶然とは思えない。

で、ふと気づいた。そこに集まっている人々の共通した特徴に。

 ・アジア系の顔が全く見当たらない。バンクーバーでは本当に異例のこと!
 ・皆、若い。16~30歳くらいと見た。
 ・だいたい髪を染めてピアスをしている。それも、鼻ピアスやら舌ピアス。
 ・皆、たばこのようなものを吸っている。
 ・輪になって芝生に座り込んでいる人たちも多い。

うーむ。なんとなく、これ以上かかわっちゃいけないような雰囲気がむんむんだ。しかも今は私一人だし。だいたいにして、バンクーバーなのにアジア系の顔がいないというのが怪しすぎる。今ここに集まっているような人種は、普段の昼間はほとんど見かけない。一体普段はどこにいて、どこから出てきなすったんですか、あなたがたは。

まぁしかしここは公道のどまんなかなんだし、真昼間だし、いざとなったら逃げられるだろう。皆、仲間同士で固まっており、全く他人に関心を示していないようなので、多分大丈夫だろう。

・・・と、好奇心のかたまりのような私は、詳しく観察してみた。(と言っても、怖いので、遠巻きに。)
歩道には普通におじさんおばさんたちが歩いていたので、その日常と非日常の境界線あたりから写真撮ってみた。

IMGP1297.JPG
 (写真なんか撮って、後で変な人に追いかけられて文句つけられたりしないかな・・・とドキドキしながら撮った写真。大丈夫だったからこそ今こうして呑気に記事を書いてるわけなんだけど。)




 


一部分を拡大してみよう。



385a8335.JPG









おわかりだろうか。「LEGALIZE(合法化する)」という文字と一緒に、マリファナの葉のマークが見える。そう、これは、マリファナを合法化せよ、というデモの一種だったのだ。


そういえば皆、揃いも揃って、なんだかたばこのようなものを吸っている。
よく見てみると、皆テンションがハイで、酔っ払っているような感じである。
下図のような大きな旗を羽織っている人もいる。

10b0089djpeg


 ※この図は、私が合成して作りました。




本来メープルリーフがあるべき場所に、マリファナが・・・・!

日本の国旗でこんなマネをやったら直ちに逮捕されるのでは・・・・・!


この集会の目的は、これでもう間違いない。ところで、なんだろうこの変な匂いは。雑草をすり潰して煮詰めたような青臭い匂い・・・。もしやこれが噂に聞くマリファナの匂いってやつか!以前誰かのブログで「バンクーバーを歩いていると、誰でも一度はマリファナの匂いをかぐでしょう。」と書いてあった。それを読んだ私は、「マリファナの匂いを知らなければ、たとえ匂いをかいだとしても認識できないんじゃないの?」と思っていた。しかし、たとえマリファナを吸ったことがなくても、あの異常な匂いは識別可能だった。後日、ダウンタウンのグランビルストリート沿いのコーヒーショップにいたときも、同じ匂いがして、そのとき友達が「これはマリファナの匂いだ」と教えてくれたので間違いない。(ちなみにその友達も、もちろん吸ったことはなくて、知り合いが吸っているときに一緒にいたことがあるそうだ。)

帰宅してからインターネットで調べてみたところ、やはり4月20日はマリファナ合法化運動の日だった。聞くところによると、マリファナはたばこより身体への害が少なく、オランダなど一部の国では既に合法化されているとのこと。カナダでもマリファナ合法化運動の歴史は長いようだ。今は一応違法となっているが、マリファナを吸っているところを警察に見られても捕まらず、前科もつかないそうだ。ただ、売買したり栽培したりすると捕まるらしい。また、捕まるか捕まらないかは、マリファナを吸う場所と時間にもよるそうだ。週末のグランビルストリートの繁華街あたりで吸うと、検挙件数を上げたい警察の餌食になるとかならないとか。

友達の幾人かは、友達の友達から勧められた経験があると、私も実際に聞いている。


まあ私は興味ないけどね。っていうか、人が吸っている匂いをかいだだけで具合悪くなってしまったので。あの手の青臭い匂いは、普通の観葉植物だったとしても、苦手なんだよね。

合法化の是非は、今ここで論じるには複雑すぎるので、言及しないことにします。

参考までに、カナダにおけるマリファナ関連の英文の記事をダウンロードしておきました。この中に、「April 20, the date of the annual marijuana legalization rally」という記述が見られます。

ダウンロード(pdf)


今回の記事のタイトル「mohasky people in Vancouver」は、「バンクーバー マリファナに酔った人々」という意味でした。

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ゴールデンウィーク終了
カナダっぽいな(^^;;)
しま子 2007/05/07(Mon) 編集
そうなのよ
いやはや、この日はかなりビビりました。道を歩いていたらいきなり大群衆に出くわすんだもん。それなりにおもしろい体験だったけどね。ネタになるし。

今頃は、日本でもゴールデンウイークの興奮も冷め、日常生活にget backしたころですね。なんか最近適切な日本語が出てこないんだよね。日本語を後から覚えたみたいなしゃべり方になっちゃうときもあるんだよね。だからといって英語がそうとう上達したかというと、そうでもないんだけどね。村上春樹が懐かしくなって、市民図書館で借りて(しかも講談社文庫の原文)読んでる場合じゃないよね。読むけど。
いおりん 2007/05/15(Tue) 編集
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