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今回の話題は、まあタイトルの通りなんですが。

私が通った学校のだいたいの概略は以前に書いたので、今回は全体の雰囲気というかアトモスフェアー(同じか・・・)を書きます。

初めに、国籍の違いについて。バンクーバーの語学学校はどこも同じだと思うけど、とにかく韓国人と日本人とメキシコ人とブラジル人が多い。ヨーロピアンといえばスイス人かドイツ人かイタリア人。その他の国籍で私が会ったのは、トルコ人、コロンビア人など。違う学校に通っている生徒としては、サウジアラビア人、台湾出身の人(台湾人って言っていいのかどうかは政治的な問題があるので敢えて言及しませんが)に会った。

なお、もしあなたがスイス出身の人に会ったとしても、その人がドイツ語を母語とするのか、フランス語を母語とするのか、イタリア語を母語とするのか、はたまたロマンシュ語を母語とするのかは、尋ねてみないと分からない。見た目では判断つかないし、彼らは特別に強い母国語アクセントを持っているわけでもないので。

<独断と偏見による国籍別の特徴>
1.ヨーロッパ系(ドイツ、イタリア、スイス等。ここではトルコも含める)の生徒・・・当然のことながら、総じて英語力が最も高い種族。スピーキング力・文法力・語彙力全てにおいてハイレベル。上位レベルのクラスになると彼らに会える。日本と韓国でしか使えないTOEICというテストの受験対策クラスではまず見られない。ヨーロッパで重視されている「ケンブリッジ英検」というテストの対策クラスに多く生息する。(ケンブリッジ英検クラスはかなりのハイレベルなので日本人はほとんどいない。)

2.南米系(メキシコ、ブラジル等)の生徒・・・スピーキング力が際立って高い種族。しかしよく聞いてみると文法が全然なっていなかったりする。コミュニケーション練成クラスに多く生息。文法力と語彙力のレベルは人による。この種族の特徴としては、よくしゃべる。とにかくしゃべる。人を遮ってでもしゃべる。なお、友達と会ったときにハグをして両頬にキスをする(男女関係なく)という習性がある。←アジア系の生徒は初めてこれを見ると絶句して固まる。

3.アジア系(韓国、日本等)の生徒・・・文法力、語彙力が際立って高い種族。それに比べ、スピーキング力の低さは同情に値する。つまり、文法力が高くてもスピーキング力が低いと下位レベルのクラスに配置されてしまうためだ。初級1(レベル1)から中級2(レベル6)のクラス、特にTOEICテストクラス、ボキャブラリー強化クラス等に多く生息する。ヨーロッパ系、南米系の種族に押されて、クラスでなかなか発言できなかったりする。どちらかというと日本人より韓国人のほうが、平均的にみてレベルが若干上な気がする。TESOLという、「母国で英語の先生になるための資格取得クラス」には大抵、韓国人しかいない。



現在、多くの語学学校では「校内で母国語禁止、イングリッシュオンリー」のポリシーを適用している。しかし隠れてこっそり話している同国籍(とは限らないか・・・南米系の生徒はスペイン語で意思疎通可能だから)の生徒も少なからずいる。ヨーロッパ系と南米系の生徒の話す言語は、小声で話しているところをちょっと聞いただけでは、英語を話しているのか母国語を話しているのか判断がつかないことが多い。アクセントや単語の感じが似ているためだ。それに比べ、韓国語と日本語は一発でバレる。なんとなく不公平な気がする。

年齢別で見ると、18歳~23歳くらいが最も多い。どこの国の生徒も、大学の長期休みを利用して1ヶ月だけ滞在したり、高校卒業後、大学入学前の休みを利用してやってきたりというのが大半である。入校可能年齢は16歳なので、高校生もたまに見られる。25歳以上の生徒は稀だが、いるにはいる。かくいう私もその範囲だし。聞いた話によると、78歳だかの生徒がいたこともあるそうだ(ちなみに日本人で、老後の趣味として語学を勉強していたらしい)。

生徒は、次の2つに大別される。(1)学校の長期休みを利用して、親の金でやって来た生徒と、(2)大学卒業後、社会人生活を経験し、自分で貯めたお金を使って(会社を辞めて)やって来た生徒の2種類だ。これらの間には、明らかな相違が見られる。
(1)・・・当然のことながら、若い。生徒の大半を占める。英語を習得するというハングリー精神が感じられない。滞在は1ヶ月程度で、コミュニケーション練成クラス、ボキャブラリー強化クラスなどを受講する。カナダに休暇で遊びに来たという感じで、よくクラスに遅刻・欠席する。学校では友達を多く作り、まさに学校生活をエンジョイしている。「教室で先生の話を聞く」ということに慣れているため、順応も早い。
(2)・・・当然のことながら、若くない。比較的長期滞在で、ビジネス英語等のクラスを受講する。よほどの理由がない限りクラスを欠席しない。校内の廊下やホールでたむろしている姿はあまり見られない。

全員が全員上記の分類に当てはまるというわけではないのだが、概してこんな感じである。もちろん私は(2)の部類に入るわけで、学生生活をエンジョイできるほど若くはなかった。その体力もなかった。「教室で先生の話を聞いて、クラスで発言をして、宿題をして・・・」というサイクルを思い出すまでにかなりの時間がかかった。とはいえ、私は一度もクラスを欠席しなかったし、スクールアクティビティにも積極的に参加したし、友達も多く作った。(スクールアクティビティとは・・・この学校では課外活動アクティビティのようなものがあって、放課後や週末にみんなでいろいろやる。冬季はスキーやスノボ、または観光に行ったり、ワインやインド料理を楽しんだり、スポーツ観戦に行ったり等。安い費用でいろいろ体験できる。)

分類(1)と分類(2)の生徒が交わることはあんまりないという印象を受けた、というだけだ。若いのは若いのだけで固まる。たとえクラス内ではクラスメートとして、話をしたとしても、クラス外で一緒に遊ぶことは少ない。年寄りは年寄りで、遊ぶ以外にやることがたくさんあるのさ。

まあこれは私が受けた印象なので、正確なデータを取ればもっと違ったパースペクティヴで分析できるかもしれない。ある一つの学校のある一時期における一個人の意見ということでよろしくです。

私は、学校には7週間通った。1セッションは4週間なので、2セッション(3週間+4週間)だった。クラス替えは原則としてセッションごとだが、リーズナブルな理由があればセッションの途中でもクラスを変更できる。私はフルタイムの生徒だったので、午前と午後で3時間のクラスを1個ずつ取るか、または午前に1個、午後に1.5時間のクラスを2個取るかというスケジュールだった。

クラスレベルについてもう一度おさらいすると、私の学校ではレベルが11ある。初級1~4(レベル1~4)、中級1~4(レベル5~8)、上級1~3(レベル9~11)まで。

私が最初のセッションで受講したクラスは、午前にコミュニケーション(中級2)、午後にビジネス・イングリッシュ(中級2)。私が2回目のセッションで受講したクラスは、午前にコミュニケーション(中級3)、午後にビジネス・カルチャー(中級3~上級3混成)とビジネス・ライティング(中級3~中級4混成)。2回目のセッションのとき、午前のクラスは、これに落ち着くまで2回クラス変更をすることになってしまった(いろいろあって大変だった)。

コミュニケーションのクラスは、その名の通りコミュニケーション力(会話力)を鍛えるコースで、アカデミック・プリパレーションクラス(文法力養成クラス)と並んでポピュラーなクラスだ。コミュニケーションクラスでは、先生のほうでクラス全員が発言しやすいように工夫をする。テキスト・板書で文法、語彙を勉強した後2~3人のグループに分かれて会話練習をする。また、英語の歌の歌詞を書き取ったり、DVDで映画を見たり、クラスメートの前でちょっとしたプレゼン(自己紹介や出身地の紹介など)をしたり、みんなでスケート、ボーリング、ビリヤード、ブランチ、コーヒーブレイク、映画館、観光地などに外出したりもする。とにかく楽しく英語を勉強しましょう、という、まさに語学学校的なクラス。私が受講したコミュニケーションクラスはどれも最高に楽しかった。先生も生徒も皆フレンドリーで、とても居心地が良かった。「今、私、語学学校で英語を勉強している!!」という雰囲気に浸れる場所(笑)。

ビジネス・イングリッシュはその名の通りビジネスに関する簡単な英語力を身につけるクラスで、会議の進め方、電話の受け方、交渉の仕方などを練習する。このクラスの先生が私の中ではベストだ。分かりやすく、印象に残る教え方で、この先生から教わったことはかなり身に付いていると思う。

ビジネス・カルチャーは、文化の違いがビジネス的見地から見てどのように影響するかを、(1)イスラム教世界の伝統とものの考え方、(2)孔子の儒教文化息づく中国・韓国・日本、(3)ラテン系南米文化という3項目を取り上げて勉強した。このクラスは、最上級のクラスの生徒までが混成だったし、日本人は私だけだったので、私にとって最も難しいクラスとなった。しかし、内容的には私が大学時代に勉強したことと重なるところもあり、本当に面白かった。私の英語力は他の生徒に比べると一番下っ端みたいなものだったが、知識的な面(私は大学でアラビア語やイスラム文化を勉強したし、日本人だから孔子のことも知っているし、世界史が好きだったので南米の話も結構知っている)ではかなりクラスに貢献できた。先生もそう言って褒めてくれた。

ビジネス・ライティングは、その名の通りビジネスに関連するライティング力を鍛えるクラス。細かい文法の話(前置詞はこっちのほうがいいとか、コロンを使うのかセミコロンを使うのか等)を含め、先生が添削を入れてくれる。題材は、英文履歴書・カバーレター、マーケットリサーチの簡単な報告書、企業へ出す苦情の手紙、企業側からの謝罪の手紙など。私は、かつて会社でライティング関係のことをやっていたので、このクラスではかなりリラックスして受講することができた。ネイティブの見地から、私の書いた英語を添削してもらったのはこれが初めてだったので、かなりいい勉強になった。それに、「私の書いた英語はそんなに大きく間違ってはいない」「ネイティブにちゃんと通じている」ということが分かって、自信をつけることができた。

実はこの他に、「ファースト・サーティフィケーション・オブ・イングリッシュ」という、例の“ケンブリッジ英検コース”を2セッション目の最初の週に受講した。そのテストを受ける予定はないが、このクラスは文法力養成とスピーキング力養成のコンビネーションみたいなもので、両方一気に習得できると聞いたから選択した。しかし、ふたを開けてみると、テスト受験に本気のヨーロッパ系のハイレベル生徒しかおらず、英国とケンブリッジ英語を愛している先生はそういう“本気の”生徒しか相手にせず、スピーキング練習は全くない、という、完全に期待違いのクラスに入ってしまった。違う先生が受け持つ同じコースだったら、もうちょっと違った結果になっていたのかもしれないが。2週目にコミュニケーションのクラスに変更したのはいうまでもない。

このような感じで、いろいろあったけど、無事に7週間の学校生活を終え、現在は7週間のCo-op(インターンシップ)プログラム4週目となっています。  
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やあ
ついにお家を出たのね。
しかもインターンシップかぁ。すげぇな。

また色々はメールするわ(・∀・)ノ
しま子 2007/04/20(Fri) 編集
どうもです~
インターンシップって言ってもそんなにすごくないんだよー(^^;私のは無償ってこともあって、半分ボランティア活動みたいなもんだし。団体が環境NPOだったこともある。
電話受けたりとか訪問客の案内とか、日本じゃ簡単にできてたのになぁ・・・(ため息)とか思いつつ・・・。
いおりん 2007/04/21(Sat) 編集
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