忍者ブログ
ゆっくり急げ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[06/27 いおりん]
[06/27 Ruto]
[12/01 いおりん]
[11/26 saori]
[08/24 いおりん]
最新TB
プロフィール
HN:
いおりん
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(09/20)
(09/21)
(09/23)
(09/23)
(09/26)
カウンター
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ロンドラでi Pod nano 2GBを買った。今更とお思いになる方も多いだろうが、私にとってはちょっとした大イベントだったので、とりあえずここに記す。

ちなみにロンドラとは、菓子から化粧品、日用品、簡単な電化製品、薬、本、CD、ゲーム機、カメラなどが何でも揃うチェーンのドラッグストアで、本名をロンドンドラッグという。あの狭いダウンタウンの中だけでも3店舗くらいある。

i Podを購入した理由は大きく分けて3つ。

1つは、リスニング力強化のため。なんてマジメなんでしょう私って。英語の参考書付属のCDなどを四六時中聞いていれば、リスニングの力になると考えたのだ。

もう1つは、バス対策。バンクーバーは2010年冬季オリンピックに向け、どこもかしこも工事中。今住んでいる家の周囲では交通手段はバスしかないのだが、近所を走る「22番バス」が時間になっても来ない。22番に限らず、バスが来ない。来ても遅れる。ラッシュアワーでは車内はかなり混み、満員になるとバスドライバーはバス停で止まってくれないため、更に次のバスを待たなければならないこともある。チャイナタウンのど真ん中を通るこの22番バスは、中国人のお年寄りばっかり乗ってくるため、席は譲らなければならない。ただでさえ工事中で揺れるのに、こっちのドライバーは運転が荒く、つり革一本で安定して立つことなどほぼ不可能。まあそういうわけで、バスの中で英語の参考書等を「読む」のは無理がある。荷物を持っていれば尚更。長~い待ち時間と乗車時間を有効活用するためには、ポータブルプレイヤーが最適。乗り物酔いすることもない。

もう1つの理由は、既に自分のパソコンにi Tunesが入っていることだ。日本から音楽を持ってくる際に、CDはかさばるので、全てi Tunesでデータ化して持ってきた。つまりデータ形式がMP3だけではなく、i Tunes/i Pod特有の形式となっている。i Tunesを使えば、i Podを同期させるのが超簡単。

まあそういうわけで、他のMP3プレイヤーよりはi Podを選んだわけだ。

バンクーバー市内、特にダウンタウンやバスの中では、一人だけでいる若者はほとんどと言っていいほど、ポータブルプレイヤーのイヤホンをしている。しかもi Pod付属のイヤホン。推測で、i Pod普及率75%くらいと見た。

こういったものを買うとき、日本だったらまずヨドバシカメラに行ってみるところだが、バンクーバーではどこに行ったらよいのかよく分からなかったので、(ヨドバシとイメージがダブる)ロンドラに行けばまず無難だろうと思い、行ってみた。まずダウンタウン中心部にあるグランヴィルストリート店へ。i Podは勿論売っていた。が、私が欲しい手頃な値段の2GBが売り切れだった。仕方ないので同じくダウンタウンのロブソンストリート店に行った。が、ここでも売り切れ。店員さんに聞いたら、もう1店(デイビーストリート店)に電話してくれた。そっちの店舗には置いてあるそうだ。その店員さんが、「今すぐそっちの店舗に行けるなら、取っといてもらえるよう今電話で頼んであげるけど?」と言ってくれたので、まあ徒歩でも15分くらいの距離だし、行くことにした。そのときロブソンストリートで友人と会う約束があったが、場所は多分どこでもよいので、携帯で電話してデイビーに来てもらうことにした。ロブソンの店員さんがデイビーの担当者に電話で伝えるとき、「今から○○さんという女の子が行くから・・・」というふうに、私の名前を伝えたかったらしいが、私の名前(日本人名)には馴染みがなかったらしく、発音できず、結局自分の名前を伝えていた。私も気を利かせて、偽名(ジェニファーとかアンナとか)を名乗っておくべきだったか?

まあとにかくその足でデイビー店に行き、無事i PodをGET。価格は169ドル(1万7千円くらい)だったが、なんと税金だけで20ドルも取られた。結局2万円近い買い物となった。カナダの税金キライだ~!日本で買ってくればよかった・・・あれだけ悩んで結局買わなかったのだった・・・・。

みなさん。もしカナダに来ようと思っている場合は、必要な電化製品は全部日本で買ってきてください。カナダの記念にカナダのものを買おうなんて思わないように。日本の製品の方が、耐久性もいいし性能もいいし値段も安いです。絶対に。特に、CD-ROMにはさらに変な税金がかかりますので多少かさばってもCD-ROMは買ってきたほうがいいです。音楽CDをコピーするという前提とされ、音楽業界の損失補填のためだかなんだか知らないけど、とにかく高い税金がかかります。私は、25枚パックで500円くらい税金プラスされました。(そのときもロンドラで買った。店員に「これは何の代金だ」と聞いたら、「それは税金だ。おれたちのせいじゃない」と弁解された。)音楽CDをコピーするんじゃない、自分で撮ったデジカメ写真を焼くだけなんだ、といくら主張してもダメ。私は、かさばるからといって30枚パックのCD-ROMをそのまま日本に置いてきてしまって後悔しました。

肝心のi Pod nanoだけど、期待通り、かなりいいです。確かに音質は評判通りまあまあだけど、英語の音声を聴くだけなら十分だし、どうせ外のうるさいところで音量最大にして聴くんだし、音質はそんなに気にならないです。それと、i Pod付属のイヤホンはどうやら音漏れ対策が為されているようで、音量を最大にしても音漏れが気にならない。(他のイヤホンで試してみたら、超音漏れしまくりだった。)操作性も抜群だし、ときどきちょっとバグってリセットかけなければならないことを別にすれば、性能も良いです。ちなみに、リセットかけても中身は消えない。i Tunesとの連携も非常に良いし、簡単でラクチン。デジカメ写真も入れられる。nanoなので(ナノナノデ?)、軽くて小さくて携帯に便利。画面の言語も、英語、日本語、チェコ語、デンマーク語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ギリシア語、イタリア語、ハンガリー語、オランダ語、ノルウェー語、ポルトガル語、ロシア語、ポーランド語、フィンランド語、スウェーデン語、トルコ語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語に対応。さすが北欧西欧南欧東欧中欧と、ヨーロッパ系はカバー。

買うとき、言語の面と充電の面が気になって店員さんに聞いてみたが、全然問題ではなかった。店員さんによると充電はUSBポートを通して行うから、日本の電圧でも関係なく充電できるそうだし、言語は上記の通りだし。

nanoじゃないi Podや、nanoでももっと容量の大きいタイプを買えばもっと良かったんだろうけど、2GBでとりあえず十分です。パソコンは毎日立ち上げてるので、i Tunesと同期させて曲目を変更すれば飽きも来ないし。

というわけで、今回は、私の新しいオモチャの話でした。
PR

インターンシップ、そう、企業研修である。もう一度説明すると、私はILSCで、7週間の語学学校(ILSC校内で勉強)+7週間の無給インターンシップ(カナダ企業で研修)というプログラムをやったのである。学校、企業、学生本人の協力関係で成り立つという意味で、またの名を「Co-opプログラム」という。

そもそも何故インターンシップをしようと思い立ったかというと、ワーホリなので学校終了後に働くことを考えると、ちょっとでも経験を積んでおいた方が後々の就職活動に役立つと思ったからである。学校では英文履歴書の書き方、面接の仕方などを練習し、企業では同僚との付き合い方、電話のかけ方などを練習できる。学校のプログラムを利用すれば、あまりストレスを感じずにこれらの経験が積めるに違いない、と考えたのである。

まあ、基本的な方向性としては、間違ってはいなかった。14週間ずっと学校で勉強を続けてもそれなりの成果は出せたと思うが、学校の外に出て、早い段階からカナダ社会を知ることができたのは、大きなプラスとなった。

さて、このプログラムでは、入校前に提出した英文履歴書と職務経験、本人の希望、英語力などを総合的に判断し、コーディネーターが派遣先企業を選んでくれる。その後、コーディネーターと一緒にその企業を訪問し、面接。合格となったら晴れて研修先に派遣される。これが案内書にも載っている本プログラムの概要である。どうせ無給なんだからどんな企業でも受け入れてくれるんだろう、ということはなく、無給でもそれなりの仕事をこなせる人じゃないと採用してくれない。受講資格も、中級上のクラスからだ。ILSCで勉強していた期間中に知り合ったトルコ人の女の子(英語はかなり上級)が次のことを教えてくれたことがある。彼女は既にある企業でインターンシップを開始していて、その同じ会社に一人、スピーキングのあまり上手でないILSC生徒が面接に来たそうだ。しかし募集されていた職種は、スピーキング力必須の受付業務。彼はリジェクトされてしまったそうだ。その話を聞いたとき、スピーキング力に自信のない私としては、かなりショックを受けた。大丈夫なんだろうか、私・・・。どこかの企業が拾ってくれるんだろうか??と。

Co-opプログラムの生徒は、派遣先の分野を第3希望まで事前に選んで提出する。私の第1希望は旅行業、第2希望は環境関連のNPO、第3希望は出版・ジャーナリズム業だった。旅行業は、まあなんとなく面白そうだったから。環境関連NPOは、大学時代に東京でそういった公開講座によく出ていたこともあり、関心があった。「環境関連」と書いたのは、プログラム申し込み書のサンプルにあったのを写しただけというウラの事実もある。出版・ジャーナリズムは、経験のある人でなければならないと募集要項に書いてあったので、経験のない私はだめもとで書いてみただけ。とまあ、なんとも適当に分野を選んだわけだが、それなりに全部興味のある分野となっている。

コーディネーターと1~2度話し合いをし、結局私の派遣先は、第2希望の環境関連NPOとなった。生徒の希望はもちろん優先されるが、その時期その業界でEnglish studentの需要があるかどうかも考慮される。たとえタダで働きます!と言ったって、真夏にスキー場の受付は募集されていない。コーディネーターと一緒に面接に行き、晴れて3月26日(月)から7週間のインターンシップに突入。

派遣先のNPO ウェブサイト http://www.spec.bc.ca/

IMGP0839.JPG


←派遣先NPOの建物。以前は白かったが、外壁を青く塗装してオリジナリティ溢れる外観になった。



IMGP1118.JPG

←近所で飼われている猫。よく迷い込んできてご飯をねだる。
 毛並みがゴージャスにきれいな、みんなの人気者。






Society Promoting Environmental Conservation (SPEC/スペック)という。現在の主な活動内容は、ハイウェイ1の拡張工事と橋のTwin化(交通量が多いので橋を2本にするらしい)への反対運動。ハイウェイの拡張はブリティッシュ・コロンビア州政府のプロジェクトなので、反対運動の状況としては厳しいものがある。まだ工事は開始されていないので、プロジェクトをストップできる可能性はまだあるらしい。そのための署名集めや(小規模の)デモ活動などもしているらしい。その他、使用済みの乾電池の回収(こちらでは、大抵の人は乾電池を普通の燃えるゴミに捨てる)、ソーラーパネルの普及促進運動、グリーンルーフトップ(屋上に緑を植える)計画、無農薬の安全な食物、など、環境に優しいプロジェクトを進めていて、バンクーバーでの環境問題情報センターのようになっている。といっても、NPOなので、活動資金は政府からの補助や個人からの寄付金に頼っており、有給のスタッフは3人だけ。その他に委員会メンバーが13人いるが、彼らは他に仕事を持っていて、週1くらいの割合でSPECの活動をしている。なので、活動は無給のインターンシップ生やボランティアによって支えられている。ボランティアの人たちは時間のあるときに来るという感じなので、継続した大きなプロジェクトを任せるのはちょっと難しい。しかもボランティアの人たちに十分な教育をする人手も時間もないので、どうやって多数のプロジェクトを推進しているのかは不明である。私の他にも、同じ時期に他の学校から一人、同じ学校から一人のインターンシップ生がいた。インターンシップ生は基本的に毎日“通勤”するので、ある程度ちゃんとしたプロジェクトを任せられる。

私がアサインされた仕事は、SPECのウェブサイトのアップデート。Greenpagesというコンテンツがあり、その中には多くの質問(例:どうやったら環境関連の活動にもっと参加できるの?や、コミュニティを持続可能なものにするにはどうすればいいの?など)と答え(関連ウェブサイトのリンク先)が掲載されている。最終更新日が2003年だったりして、その情報が少し古くなってきており、いくつかのリンク先も切れているので、私はそれらを最新版に更新すべく日々ウェブリサーチをしていたのである。

その後、晴れる日が多くなってきたので、屋上グリーン化計画にアサインされた。野菜や花の種を買ってきて、種をまいて、毎日水をやって、コンポストの土を耕して・・・ということをやっていた。野菜の名前は全部英語だし、日本では見たことない野菜もあるし、農業関係の英語には明るくなかったので、最初はちょっと苦労した。seedling、sow、waterlogなどという単語を知らなかったので・・・。それと、日本とカナダの気候や土質も違うし、日本名と英語名が同じ名前でも実際は違う植物だったりもするので、ほとんどチンプンカンプンの状況から始めた。

その中で感銘を受けたのが、「コンパニオン・プランツ」という構想。ある種の植物(または花)は、ある種の植物(または花)と一緒に植えると、何かいろいろと良いことが起こるらしい。たとえばトマトの苗とバジルを一緒に植えると、収穫量が増え、バジルがトマトに良い香りを与え、害虫も寄せつけないというアメイジングな効果が現れるらしい。じゃがいもとマリーゴールド、マメ科とペチュニアなど、いろんなグッドコンビネーションがあるらしい。これを使うと、農薬や余計な肥料や殺虫剤が不要で、野菜の味も良くなるという良いことづくめ。日本でも結構普及しているらしい・・・・興味のある方は コンパニオン・プランツ でググってみてください。

ウェブサイト一例: http://www1.u-netsurf.ne.jp/~g-time/kiso/kiso_7.html (日本語)

ちなみに、一緒に植えてはいけない組み合わせというのも存在するらしい。ローズマリーとじゃがいもを一緒に植えると、成長を遅らせてしまうらしい。うむむ、これはおもしろい。

さらに興味深いことに、たとえばトマトとバジルなら、パスタソースを作る材料としても良い組み合わせだ。聞いただけでもおいしそうだ。そういったことから、トマトとバジルを一つのポットに植えて、「パスタポット」とし、パスタを作るときにはそのポットを使う、ということも可能。キャベツorブロッコリーとトマトも良いらしいので、こっちは「サラダポット」かな?一緒に食べておいしい野菜は、一緒に育ててもおいしいらしい。自然とは良く出来ているものだ。

このように、研修先は、実際にはカナダ企業ではなくカナダ”NPO”だった。そのため、企業でバリバリ仕事をするという当初の夢は実現できなかったが(スピーキング力が足りないんじゃしょうがない)、NPOでいろいろ面白い経験をした。勤務時間もフレキシブルで、近所のナイスなコーヒーショップにコーヒーを買いに出掛けたり、周囲を散歩したりしてもOKなので、ほとんどボランティアメンバーの状況だった。スタッフもみんな気さくで親切で、いろんなボランティアメンバーとも出会えた。

同じ建物に複数の環境関連NPOが入っていて、みなそれぞれに活動をしているので、他の組織の人たちから学ぶことも多かった。一時期、雨漏りのするビルディングの修理中に「グリーンピース」バンクーバーオフィスが滞在していたこともあった。グリーンピースっていったら、知らぬ者のない最も有名な環境団体だよね。

7週間のインターンシップが終わってからも、今度はボランティアメンバーとして、就職活動の合間にちょくちょく顔を出すこともできた。このインターンシップを通して、学校に籠って勉強するだけではない、自然に人とコミュニケーションをする方法を学ぶことが出来た。どんな企業・団体に派遣されるかは分からないというものの、私の第一歩としては最適だったと思う。

4月20日の午後5時頃、ダウンタウンのジョージアストリート沿いにあるアート・ギャラリーの前を通りかかったら、そこの広い庭に、驚くほど多くの人々が集まっていた。バンド演奏のような音楽も聞こえ、テントやテーブルも出ていて、一見するとまるで夏祭りか何かのようだ。

これは一体何の集まりなんだろう・・・。普段は、こんなに人が集まるような場所ではないので、何かの偶然とは思えない。

で、ふと気づいた。そこに集まっている人々の共通した特徴に。

 ・アジア系の顔が全く見当たらない。バンクーバーでは本当に異例のこと!
 ・皆、若い。16~30歳くらいと見た。
 ・だいたい髪を染めてピアスをしている。それも、鼻ピアスやら舌ピアス。
 ・皆、たばこのようなものを吸っている。
 ・輪になって芝生に座り込んでいる人たちも多い。

うーむ。なんとなく、これ以上かかわっちゃいけないような雰囲気がむんむんだ。しかも今は私一人だし。だいたいにして、バンクーバーなのにアジア系の顔がいないというのが怪しすぎる。今ここに集まっているような人種は、普段の昼間はほとんど見かけない。一体普段はどこにいて、どこから出てきなすったんですか、あなたがたは。

まぁしかしここは公道のどまんなかなんだし、真昼間だし、いざとなったら逃げられるだろう。皆、仲間同士で固まっており、全く他人に関心を示していないようなので、多分大丈夫だろう。

・・・と、好奇心のかたまりのような私は、詳しく観察してみた。(と言っても、怖いので、遠巻きに。)
歩道には普通におじさんおばさんたちが歩いていたので、その日常と非日常の境界線あたりから写真撮ってみた。

IMGP1297.JPG
 (写真なんか撮って、後で変な人に追いかけられて文句つけられたりしないかな・・・とドキドキしながら撮った写真。大丈夫だったからこそ今こうして呑気に記事を書いてるわけなんだけど。)




 


一部分を拡大してみよう。



385a8335.JPG









おわかりだろうか。「LEGALIZE(合法化する)」という文字と一緒に、マリファナの葉のマークが見える。そう、これは、マリファナを合法化せよ、というデモの一種だったのだ。


そういえば皆、揃いも揃って、なんだかたばこのようなものを吸っている。
よく見てみると、皆テンションがハイで、酔っ払っているような感じである。
下図のような大きな旗を羽織っている人もいる。

10b0089djpeg


 ※この図は、私が合成して作りました。




本来メープルリーフがあるべき場所に、マリファナが・・・・!

日本の国旗でこんなマネをやったら直ちに逮捕されるのでは・・・・・!


この集会の目的は、これでもう間違いない。ところで、なんだろうこの変な匂いは。雑草をすり潰して煮詰めたような青臭い匂い・・・。もしやこれが噂に聞くマリファナの匂いってやつか!以前誰かのブログで「バンクーバーを歩いていると、誰でも一度はマリファナの匂いをかぐでしょう。」と書いてあった。それを読んだ私は、「マリファナの匂いを知らなければ、たとえ匂いをかいだとしても認識できないんじゃないの?」と思っていた。しかし、たとえマリファナを吸ったことがなくても、あの異常な匂いは識別可能だった。後日、ダウンタウンのグランビルストリート沿いのコーヒーショップにいたときも、同じ匂いがして、そのとき友達が「これはマリファナの匂いだ」と教えてくれたので間違いない。(ちなみにその友達も、もちろん吸ったことはなくて、知り合いが吸っているときに一緒にいたことがあるそうだ。)

帰宅してからインターネットで調べてみたところ、やはり4月20日はマリファナ合法化運動の日だった。聞くところによると、マリファナはたばこより身体への害が少なく、オランダなど一部の国では既に合法化されているとのこと。カナダでもマリファナ合法化運動の歴史は長いようだ。今は一応違法となっているが、マリファナを吸っているところを警察に見られても捕まらず、前科もつかないそうだ。ただ、売買したり栽培したりすると捕まるらしい。また、捕まるか捕まらないかは、マリファナを吸う場所と時間にもよるそうだ。週末のグランビルストリートの繁華街あたりで吸うと、検挙件数を上げたい警察の餌食になるとかならないとか。

友達の幾人かは、友達の友達から勧められた経験があると、私も実際に聞いている。


まあ私は興味ないけどね。っていうか、人が吸っている匂いをかいだだけで具合悪くなってしまったので。あの手の青臭い匂いは、普通の観葉植物だったとしても、苦手なんだよね。

合法化の是非は、今ここで論じるには複雑すぎるので、言及しないことにします。

参考までに、カナダにおけるマリファナ関連の英文の記事をダウンロードしておきました。この中に、「April 20, the date of the annual marijuana legalization rally」という記述が見られます。

ダウンロード(pdf)


今回の記事のタイトル「mohasky people in Vancouver」は、「バンクーバー マリファナに酔った人々」という意味でした。

今回の話題は、まあタイトルの通りなんですが。

私が通った学校のだいたいの概略は以前に書いたので、今回は全体の雰囲気というかアトモスフェアー(同じか・・・)を書きます。

初めに、国籍の違いについて。バンクーバーの語学学校はどこも同じだと思うけど、とにかく韓国人と日本人とメキシコ人とブラジル人が多い。ヨーロピアンといえばスイス人かドイツ人かイタリア人。その他の国籍で私が会ったのは、トルコ人、コロンビア人など。違う学校に通っている生徒としては、サウジアラビア人、台湾出身の人(台湾人って言っていいのかどうかは政治的な問題があるので敢えて言及しませんが)に会った。

なお、もしあなたがスイス出身の人に会ったとしても、その人がドイツ語を母語とするのか、フランス語を母語とするのか、イタリア語を母語とするのか、はたまたロマンシュ語を母語とするのかは、尋ねてみないと分からない。見た目では判断つかないし、彼らは特別に強い母国語アクセントを持っているわけでもないので。

<独断と偏見による国籍別の特徴>
1.ヨーロッパ系(ドイツ、イタリア、スイス等。ここではトルコも含める)の生徒・・・当然のことながら、総じて英語力が最も高い種族。スピーキング力・文法力・語彙力全てにおいてハイレベル。上位レベルのクラスになると彼らに会える。日本と韓国でしか使えないTOEICというテストの受験対策クラスではまず見られない。ヨーロッパで重視されている「ケンブリッジ英検」というテストの対策クラスに多く生息する。(ケンブリッジ英検クラスはかなりのハイレベルなので日本人はほとんどいない。)

2.南米系(メキシコ、ブラジル等)の生徒・・・スピーキング力が際立って高い種族。しかしよく聞いてみると文法が全然なっていなかったりする。コミュニケーション練成クラスに多く生息。文法力と語彙力のレベルは人による。この種族の特徴としては、よくしゃべる。とにかくしゃべる。人を遮ってでもしゃべる。なお、友達と会ったときにハグをして両頬にキスをする(男女関係なく)という習性がある。←アジア系の生徒は初めてこれを見ると絶句して固まる。

3.アジア系(韓国、日本等)の生徒・・・文法力、語彙力が際立って高い種族。それに比べ、スピーキング力の低さは同情に値する。つまり、文法力が高くてもスピーキング力が低いと下位レベルのクラスに配置されてしまうためだ。初級1(レベル1)から中級2(レベル6)のクラス、特にTOEICテストクラス、ボキャブラリー強化クラス等に多く生息する。ヨーロッパ系、南米系の種族に押されて、クラスでなかなか発言できなかったりする。どちらかというと日本人より韓国人のほうが、平均的にみてレベルが若干上な気がする。TESOLという、「母国で英語の先生になるための資格取得クラス」には大抵、韓国人しかいない。



現在、多くの語学学校では「校内で母国語禁止、イングリッシュオンリー」のポリシーを適用している。しかし隠れてこっそり話している同国籍(とは限らないか・・・南米系の生徒はスペイン語で意思疎通可能だから)の生徒も少なからずいる。ヨーロッパ系と南米系の生徒の話す言語は、小声で話しているところをちょっと聞いただけでは、英語を話しているのか母国語を話しているのか判断がつかないことが多い。アクセントや単語の感じが似ているためだ。それに比べ、韓国語と日本語は一発でバレる。なんとなく不公平な気がする。

年齢別で見ると、18歳~23歳くらいが最も多い。どこの国の生徒も、大学の長期休みを利用して1ヶ月だけ滞在したり、高校卒業後、大学入学前の休みを利用してやってきたりというのが大半である。入校可能年齢は16歳なので、高校生もたまに見られる。25歳以上の生徒は稀だが、いるにはいる。かくいう私もその範囲だし。聞いた話によると、78歳だかの生徒がいたこともあるそうだ(ちなみに日本人で、老後の趣味として語学を勉強していたらしい)。

生徒は、次の2つに大別される。(1)学校の長期休みを利用して、親の金でやって来た生徒と、(2)大学卒業後、社会人生活を経験し、自分で貯めたお金を使って(会社を辞めて)やって来た生徒の2種類だ。これらの間には、明らかな相違が見られる。
(1)・・・当然のことながら、若い。生徒の大半を占める。英語を習得するというハングリー精神が感じられない。滞在は1ヶ月程度で、コミュニケーション練成クラス、ボキャブラリー強化クラスなどを受講する。カナダに休暇で遊びに来たという感じで、よくクラスに遅刻・欠席する。学校では友達を多く作り、まさに学校生活をエンジョイしている。「教室で先生の話を聞く」ということに慣れているため、順応も早い。
(2)・・・当然のことながら、若くない。比較的長期滞在で、ビジネス英語等のクラスを受講する。よほどの理由がない限りクラスを欠席しない。校内の廊下やホールでたむろしている姿はあまり見られない。

全員が全員上記の分類に当てはまるというわけではないのだが、概してこんな感じである。もちろん私は(2)の部類に入るわけで、学生生活をエンジョイできるほど若くはなかった。その体力もなかった。「教室で先生の話を聞いて、クラスで発言をして、宿題をして・・・」というサイクルを思い出すまでにかなりの時間がかかった。とはいえ、私は一度もクラスを欠席しなかったし、スクールアクティビティにも積極的に参加したし、友達も多く作った。(スクールアクティビティとは・・・この学校では課外活動アクティビティのようなものがあって、放課後や週末にみんなでいろいろやる。冬季はスキーやスノボ、または観光に行ったり、ワインやインド料理を楽しんだり、スポーツ観戦に行ったり等。安い費用でいろいろ体験できる。)

分類(1)と分類(2)の生徒が交わることはあんまりないという印象を受けた、というだけだ。若いのは若いのだけで固まる。たとえクラス内ではクラスメートとして、話をしたとしても、クラス外で一緒に遊ぶことは少ない。年寄りは年寄りで、遊ぶ以外にやることがたくさんあるのさ。

まあこれは私が受けた印象なので、正確なデータを取ればもっと違ったパースペクティヴで分析できるかもしれない。ある一つの学校のある一時期における一個人の意見ということでよろしくです。

私は、学校には7週間通った。1セッションは4週間なので、2セッション(3週間+4週間)だった。クラス替えは原則としてセッションごとだが、リーズナブルな理由があればセッションの途中でもクラスを変更できる。私はフルタイムの生徒だったので、午前と午後で3時間のクラスを1個ずつ取るか、または午前に1個、午後に1.5時間のクラスを2個取るかというスケジュールだった。

クラスレベルについてもう一度おさらいすると、私の学校ではレベルが11ある。初級1~4(レベル1~4)、中級1~4(レベル5~8)、上級1~3(レベル9~11)まで。

私が最初のセッションで受講したクラスは、午前にコミュニケーション(中級2)、午後にビジネス・イングリッシュ(中級2)。私が2回目のセッションで受講したクラスは、午前にコミュニケーション(中級3)、午後にビジネス・カルチャー(中級3~上級3混成)とビジネス・ライティング(中級3~中級4混成)。2回目のセッションのとき、午前のクラスは、これに落ち着くまで2回クラス変更をすることになってしまった(いろいろあって大変だった)。

コミュニケーションのクラスは、その名の通りコミュニケーション力(会話力)を鍛えるコースで、アカデミック・プリパレーションクラス(文法力養成クラス)と並んでポピュラーなクラスだ。コミュニケーションクラスでは、先生のほうでクラス全員が発言しやすいように工夫をする。テキスト・板書で文法、語彙を勉強した後2~3人のグループに分かれて会話練習をする。また、英語の歌の歌詞を書き取ったり、DVDで映画を見たり、クラスメートの前でちょっとしたプレゼン(自己紹介や出身地の紹介など)をしたり、みんなでスケート、ボーリング、ビリヤード、ブランチ、コーヒーブレイク、映画館、観光地などに外出したりもする。とにかく楽しく英語を勉強しましょう、という、まさに語学学校的なクラス。私が受講したコミュニケーションクラスはどれも最高に楽しかった。先生も生徒も皆フレンドリーで、とても居心地が良かった。「今、私、語学学校で英語を勉強している!!」という雰囲気に浸れる場所(笑)。

ビジネス・イングリッシュはその名の通りビジネスに関する簡単な英語力を身につけるクラスで、会議の進め方、電話の受け方、交渉の仕方などを練習する。このクラスの先生が私の中ではベストだ。分かりやすく、印象に残る教え方で、この先生から教わったことはかなり身に付いていると思う。

ビジネス・カルチャーは、文化の違いがビジネス的見地から見てどのように影響するかを、(1)イスラム教世界の伝統とものの考え方、(2)孔子の儒教文化息づく中国・韓国・日本、(3)ラテン系南米文化という3項目を取り上げて勉強した。このクラスは、最上級のクラスの生徒までが混成だったし、日本人は私だけだったので、私にとって最も難しいクラスとなった。しかし、内容的には私が大学時代に勉強したことと重なるところもあり、本当に面白かった。私の英語力は他の生徒に比べると一番下っ端みたいなものだったが、知識的な面(私は大学でアラビア語やイスラム文化を勉強したし、日本人だから孔子のことも知っているし、世界史が好きだったので南米の話も結構知っている)ではかなりクラスに貢献できた。先生もそう言って褒めてくれた。

ビジネス・ライティングは、その名の通りビジネスに関連するライティング力を鍛えるクラス。細かい文法の話(前置詞はこっちのほうがいいとか、コロンを使うのかセミコロンを使うのか等)を含め、先生が添削を入れてくれる。題材は、英文履歴書・カバーレター、マーケットリサーチの簡単な報告書、企業へ出す苦情の手紙、企業側からの謝罪の手紙など。私は、かつて会社でライティング関係のことをやっていたので、このクラスではかなりリラックスして受講することができた。ネイティブの見地から、私の書いた英語を添削してもらったのはこれが初めてだったので、かなりいい勉強になった。それに、「私の書いた英語はそんなに大きく間違ってはいない」「ネイティブにちゃんと通じている」ということが分かって、自信をつけることができた。

実はこの他に、「ファースト・サーティフィケーション・オブ・イングリッシュ」という、例の“ケンブリッジ英検コース”を2セッション目の最初の週に受講した。そのテストを受ける予定はないが、このクラスは文法力養成とスピーキング力養成のコンビネーションみたいなもので、両方一気に習得できると聞いたから選択した。しかし、ふたを開けてみると、テスト受験に本気のヨーロッパ系のハイレベル生徒しかおらず、英国とケンブリッジ英語を愛している先生はそういう“本気の”生徒しか相手にせず、スピーキング練習は全くない、という、完全に期待違いのクラスに入ってしまった。違う先生が受け持つ同じコースだったら、もうちょっと違った結果になっていたのかもしれないが。2週目にコミュニケーションのクラスに変更したのはいうまでもない。

このような感じで、いろいろあったけど、無事に7週間の学校生活を終え、現在は7週間のCo-op(インターンシップ)プログラム4週目となっています。  
フィンランド人(子供の頃にカナダに移民したそうだ)のハウス・オーナーが、食事会を開いてくれた。

シェア・ハウスの仲間たちが一堂に会しテーブルを囲んで団欒する機会を設けてくれたのだ。

シェア・ハウスとは、一つの家の個室をそれぞれ借り、台所やシャワー室などは共用といった感じの住み方。バンクーバーでは結構一般的。私たちの家はハウスオーナーが同居しているが、コンドミニアムを何人かで借りたりするケースも多い。(日本のように、単身世帯用のアパートはあまりない。)


さて、食事会のメンバーは、私の他、ハウスオーナー、ハウスオーナーの友人(韓国人女性)、日本人の女の子一人、日本人の男の子二人。計6名。

d65cca1e.jpeg



この家は結構古いんだけど、天井のシャンデリアはきれい。右側にちょっと写っているのは、壁に掛かっているマット(装飾用?)。

e244ee15.jpeg






食卓はこんな感じ。お皿に盛られたカレーと、水差し。

同じ家に住んでいるとは言っても、皆生活パターンが違うからなかなか会えないみたいなので、このように懇親会を開いてくれるというのは嬉しい。

ハウスメイトは全員日本人だが、楽しくやっていけそうだ。
 
Powered by ニンジャブログ Designed by 穂高
Copyright © Festina lente! All Rights Reserved
忍者ブログ / [PR]