カレンダー
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
[06/27 いおりん]
[06/27 Ruto]
[12/01 いおりん]
[11/26 saori]
[08/24 いおりん]
最新記事
(04/25)
(10/31)
(09/10)
(08/13)
(08/12)
最新TB
プロフィール
HN:
いおりん
性別:
女性
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
3月末から5月初めにかけて通った、NPOでのインターンシップ。そこでほぼ全期間を通して一緒だった、別の語学学校から来たインターンシップ生のドイツ人D君。彼とは一緒にインドア・ロック・クライミングに行った思い出もある。その彼が、帰国することになった。帰国の前にカナダを旅行するというので、旅行に出発する前が、D君に会う最後のタイミングになるかもしれなかった。
7月7日のことである。
というわけで、D君と連れ立って、インターンシップをしたNPOに行くことにする。
↓私が土作りを頑張った、屋上緑化計画のその後。

黒い屋根に陽が当たって高温になる屋上。化学肥料を使わずに、野菜を育てる。
去年は黒い屋根のせいで温度が上がり過ぎてしまい、みな枯れて、失敗したそうだ。
この屋上にはソーラーパネルも設置してあり、それで建物内の電気の何十%かを賄っている。数十年前に設置されたという原始的ソーラーパネル(水を循環させて温め、お湯にして使用する)もある。ソーラーパネル・システムを見学しに、ときどき専門家が訪れる。


収穫された野菜。洗って土を落とし、D君と一緒に生でそのまま食べてみた。
夏の味がした。
D君がダウンタウンからバスに乗るというので、暇だった私はとりあえずついていくことに。ダウンタウンでD君と別れる。D君と今後会うことはあるのだろうか?私がドイツに旅行に行けば、会えるかもしれない。
手持ち無沙汰のまま、歩いて近くのパブリック・ライブラリーへ。ダウンタウンの図書館は、イタリアのコロッセウムみたいな外観の巨大な施設。図書館前の広場で、なんかのバンドが路上ライブをやります、という館内放送がかかった。図書館という、病院の次くらいに静かにすべきところの真ん前で路上ライブやるって・・・・しかも館内放送でそれの案内をかけるって・・・・あまり日本じゃ考えられない気もする。それはいいけど、このバンドの名前だろうか?「ハリーポッター」と聞こえたけど。

やはりバンドの名前は「ハリーポッター」で間違いなかった。結構人気グループなのだろうか?10代の若者を中心として、たくさんの人だかりができていた。
分かりにくいけど、左の写真の中央右寄りに、白いシャツにネクタイをしめた男性ヴォーカリストとギタリストが見える。

ドラマーを激写。何がハリーポッターかと言えば、衣装がホグワーツの制服っぽいということだけなのでは。
最前列にいた白人のコギャル風の女の子たちは、彼らと同じような白いシャツにネクタイをしめて、赤いギンガムチェックのミニスカートを履いていた。
図書館前で路上ライブを繰り広げるバンドを尻目に、散策に出ることにする。図書館から南に歩くと、イエール・タウンに出るはずだ。このままデイビー・ストリートまで歩こう。イエール・タウンは、再開発によってレンガ造りの洒落た建物が立ち並ぶ観光客に人気のスポット。オシャレなレストランやショップがある。

デイビーの手前で、レンガ造りの建物の間に公園を発見。
うーむ、こんな都会のど真ん中に大きな公園があったとは。

花。

石。

水。
かなりくつろげる場所だ。犬を放している人もいる。ベンチでボーッとしたり本を読んだりしている人もいる。ゆったりしているねぇ・・・・。
私もとりあえずベンチでボーッとする。
公園前のバス停にバスが停まったので、とりあえず乗って西に向かうことにする。行き先も決めずに行き当たりばったりでブラブラ散策。

デイビーストリートのバスに乗って西に向かったんだから、当然着いたのは西の外れのイングリッシュ・ベイ。
うららかな夏の日。
・・・人が多い。
さて、そろそろ家に帰るかぁ。
7月7日のことである。
というわけで、D君と連れ立って、インターンシップをしたNPOに行くことにする。
↓私が土作りを頑張った、屋上緑化計画のその後。
去年は黒い屋根のせいで温度が上がり過ぎてしまい、みな枯れて、失敗したそうだ。
この屋上にはソーラーパネルも設置してあり、それで建物内の電気の何十%かを賄っている。数十年前に設置されたという原始的ソーラーパネル(水を循環させて温め、お湯にして使用する)もある。ソーラーパネル・システムを見学しに、ときどき専門家が訪れる。
収穫された野菜。洗って土を落とし、D君と一緒に生でそのまま食べてみた。
夏の味がした。
D君がダウンタウンからバスに乗るというので、暇だった私はとりあえずついていくことに。ダウンタウンでD君と別れる。D君と今後会うことはあるのだろうか?私がドイツに旅行に行けば、会えるかもしれない。
手持ち無沙汰のまま、歩いて近くのパブリック・ライブラリーへ。ダウンタウンの図書館は、イタリアのコロッセウムみたいな外観の巨大な施設。図書館前の広場で、なんかのバンドが路上ライブをやります、という館内放送がかかった。図書館という、病院の次くらいに静かにすべきところの真ん前で路上ライブやるって・・・・しかも館内放送でそれの案内をかけるって・・・・あまり日本じゃ考えられない気もする。それはいいけど、このバンドの名前だろうか?「ハリーポッター」と聞こえたけど。
やはりバンドの名前は「ハリーポッター」で間違いなかった。結構人気グループなのだろうか?10代の若者を中心として、たくさんの人だかりができていた。
分かりにくいけど、左の写真の中央右寄りに、白いシャツにネクタイをしめた男性ヴォーカリストとギタリストが見える。
ドラマーを激写。何がハリーポッターかと言えば、衣装がホグワーツの制服っぽいということだけなのでは。
最前列にいた白人のコギャル風の女の子たちは、彼らと同じような白いシャツにネクタイをしめて、赤いギンガムチェックのミニスカートを履いていた。
図書館前で路上ライブを繰り広げるバンドを尻目に、散策に出ることにする。図書館から南に歩くと、イエール・タウンに出るはずだ。このままデイビー・ストリートまで歩こう。イエール・タウンは、再開発によってレンガ造りの洒落た建物が立ち並ぶ観光客に人気のスポット。オシャレなレストランやショップがある。
デイビーの手前で、レンガ造りの建物の間に公園を発見。
うーむ、こんな都会のど真ん中に大きな公園があったとは。
花。
石。
水。
かなりくつろげる場所だ。犬を放している人もいる。ベンチでボーッとしたり本を読んだりしている人もいる。ゆったりしているねぇ・・・・。
私もとりあえずベンチでボーッとする。
公園前のバス停にバスが停まったので、とりあえず乗って西に向かうことにする。行き先も決めずに行き当たりばったりでブラブラ散策。
デイビーストリートのバスに乗って西に向かったんだから、当然着いたのは西の外れのイングリッシュ・ベイ。
うららかな夏の日。
・・・人が多い。
さて、そろそろ家に帰るかぁ。
PR
7月1日はカナダ・デーであった。
<まめちしき・・・・カナダ・デーとは!>
カナダ建国記念日。法令による。1867年の3つの植民地の自治開始を記念する日。
(ウィキペディアより抜粋)
そのまんまやん。
この日は各地でイベントが催され、バンクーバーでも盛大に建国を祝うのである。
と思いきや、そんなに盛大でもなく、アメリカの独立記念日(7月4日)なんかに比べたらひっそりとしたものだ。カナディアンはなんとなく、アメリカ人に比べるといつもひっそりとしていて奥ゆかしいのである。祝う人もいれば普段通りの生活をする人もいる。といった感じだ。バンクーバーにアジア系移民が多くて、彼らには愛国心も何も存在しないからなのだろうか?
それでも一応(と言っちゃ失礼だが)イベントが存在するようなので、一人で出掛けてみることにする。とはいえ、どこに行けば何をやっているのか皆目見当がつかない。いちばん手頃でガッチリは「グランヴィル・アイランド」かな・・・・?今は夏だし、あそこならきっと誰かは何かやってるだろう。そういえば、7月1日は今年の『バンクーバー・ジャズ・フェスティバル』の最終日でもあった。
こうしてダウンタウンまで出た私。7月1日のマリファナ合法化集会を目撃したのはこういう理由からだったわけで、わざわざそれを見るために出掛けたのではない。
<ひとくちメモ・・・バンクーバー・ジャズ・フェスティバル>
世界中から1000人を超えるミュージシャンたちが集まり、バンクーバーの街中が音楽で溢れかえる、夏の数日間の恒例行事。コミュニティーセンターや本屋さんのフリーペーパー置き場などで、期間中のイベント内容を網羅した無料の案内冊子が手に入る。市内の各地で、公園で、空き地で、音楽ホールで、ジャズ喫茶で、有料のもの無料のもの取り混ぜて音楽会が催されるのだ。
結局、仕事がある平日昼間からの開催が多くて、どこの会場にも行けなかったなぁ・・・。確かグランヴィルアイランドでも音楽イベントを何かやっていたはず。
というわけで、行き先はグランヴィルアイランドに決定。

これが、かの有名な、入り口のゲート。ここを通らなくても中に入れるけど。これはグランヴィルストリート(グランヴィルブリッジ)の真下。ダウンタウンからバンクーバー市内の住宅地へ渡る大きな橋。

うーん、人が集まっているような、普段と同じなような・・・?
もう少し進んでみることにする。

おっ、念願の(?)大道芸人発見。おじさんが長ーい一輪車に乗っている。これに乗るために周囲の観客を巻き込んで手伝わせたり、笑いを取ったり、降りるときに観客をハラハラさせつつ笑わせたり。乗るのを手伝った観客らの腕時計をいつのまにか持ってるなど、手品のようなことも。「これを返してほしくば、降りるのも手伝って~」という流れに持っていくのだ。
エンターテイナーとして、なかなかの手練れである。終了後にみんながチップをあげていたので、私も5ドル札を寄付。かなり楽しめた。
ここで、偶然会社の同僚の女の子とそのお友達(二人とも日本人)に出会い、一緒に回ることにする。


グランヴィルアイランド内の何箇所かで、無料のジャズフェスティバルを開催中。左は建物内、右は屋外の芝生。

お帰りはアクアバスで。対岸まで2分くらいの船旅。
このあと、歩き疲れたので、一緒に回った同僚のお友達の部屋で一服させていただく。ダウンタウンのウエスト・エンドにある、高級住宅街のコンドミニアムである。うらやましい!!
夜の花火まで休憩。
バンクーバーの夏は夜10時くらいまで日が暮れないので、花火大会は夜10時半開始。
どこで開催されるのか情報が錯綜していた。分かりにくい英語のホームページを解読してもなんだかよく分からない。多分カナダ・プレイスあたりだろうと見当をつけ、時間に間に合うように出発。
カナダ・プレイスにはたくさんの人だかりが。多分イングリッシュ・べイのほうでもやっていると思うけど、カナダプレイスでもやるのは間違いないようだ。しかし、どっちの方向を向いていればいいのだろう?カナダ・プレイスの一部は、お金を払ってチケットを買った人やスポンサーなど専用の観覧席が設けられていて、一般人立ち入り禁止になっていた。
適当な位置に腰を下ろす。偶然、良い席だったので、万事OK。

これが花火の写真。建国記念日の祝賀の花火の割には地味である。日本で、夏にうちの隣町で寄付を集めて行う花火大会のほうが派手だし見栄えがする。
待たされた時間の割には早く終了。パラパラ~ッとまばらに上がっただけで、30分弱で終了した。特に大きな盛り上がりもなし。みんなでボーッと見学したのみ。
これで観覧席のチケットにお金を払った人がいるというのがよく理解できない。もしかしてそれはワインやフランス料理のフルコースを、カナダプレイスを借り切って楽しむという贅沢なセレブの行事だったのかもしれない。
少なくとも、この花火に対して対価を支払う必要性は感じられないが、一生に一回記念のつもりで見てみるのは良いだろうと思う。
<まめちしき・・・・カナダ・デーとは!>
カナダ建国記念日。法令による。1867年の3つの植民地の自治開始を記念する日。
(ウィキペディアより抜粋)
そのまんまやん。
この日は各地でイベントが催され、バンクーバーでも盛大に建国を祝うのである。
と思いきや、そんなに盛大でもなく、アメリカの独立記念日(7月4日)なんかに比べたらひっそりとしたものだ。カナディアンはなんとなく、アメリカ人に比べるといつもひっそりとしていて奥ゆかしいのである。祝う人もいれば普段通りの生活をする人もいる。といった感じだ。バンクーバーにアジア系移民が多くて、彼らには愛国心も何も存在しないからなのだろうか?
それでも一応(と言っちゃ失礼だが)イベントが存在するようなので、一人で出掛けてみることにする。とはいえ、どこに行けば何をやっているのか皆目見当がつかない。いちばん手頃でガッチリは「グランヴィル・アイランド」かな・・・・?今は夏だし、あそこならきっと誰かは何かやってるだろう。そういえば、7月1日は今年の『バンクーバー・ジャズ・フェスティバル』の最終日でもあった。
こうしてダウンタウンまで出た私。7月1日のマリファナ合法化集会を目撃したのはこういう理由からだったわけで、わざわざそれを見るために出掛けたのではない。
<ひとくちメモ・・・バンクーバー・ジャズ・フェスティバル>
世界中から1000人を超えるミュージシャンたちが集まり、バンクーバーの街中が音楽で溢れかえる、夏の数日間の恒例行事。コミュニティーセンターや本屋さんのフリーペーパー置き場などで、期間中のイベント内容を網羅した無料の案内冊子が手に入る。市内の各地で、公園で、空き地で、音楽ホールで、ジャズ喫茶で、有料のもの無料のもの取り混ぜて音楽会が催されるのだ。
結局、仕事がある平日昼間からの開催が多くて、どこの会場にも行けなかったなぁ・・・。確かグランヴィルアイランドでも音楽イベントを何かやっていたはず。
というわけで、行き先はグランヴィルアイランドに決定。
これが、かの有名な、入り口のゲート。ここを通らなくても中に入れるけど。これはグランヴィルストリート(グランヴィルブリッジ)の真下。ダウンタウンからバンクーバー市内の住宅地へ渡る大きな橋。
うーん、人が集まっているような、普段と同じなような・・・?
もう少し進んでみることにする。
エンターテイナーとして、なかなかの手練れである。終了後にみんながチップをあげていたので、私も5ドル札を寄付。かなり楽しめた。
ここで、偶然会社の同僚の女の子とそのお友達(二人とも日本人)に出会い、一緒に回ることにする。
グランヴィルアイランド内の何箇所かで、無料のジャズフェスティバルを開催中。左は建物内、右は屋外の芝生。
お帰りはアクアバスで。対岸まで2分くらいの船旅。
このあと、歩き疲れたので、一緒に回った同僚のお友達の部屋で一服させていただく。ダウンタウンのウエスト・エンドにある、高級住宅街のコンドミニアムである。うらやましい!!
夜の花火まで休憩。
バンクーバーの夏は夜10時くらいまで日が暮れないので、花火大会は夜10時半開始。
どこで開催されるのか情報が錯綜していた。分かりにくい英語のホームページを解読してもなんだかよく分からない。多分カナダ・プレイスあたりだろうと見当をつけ、時間に間に合うように出発。
カナダ・プレイスにはたくさんの人だかりが。多分イングリッシュ・べイのほうでもやっていると思うけど、カナダプレイスでもやるのは間違いないようだ。しかし、どっちの方向を向いていればいいのだろう?カナダ・プレイスの一部は、お金を払ってチケットを買った人やスポンサーなど専用の観覧席が設けられていて、一般人立ち入り禁止になっていた。
適当な位置に腰を下ろす。偶然、良い席だったので、万事OK。
これが花火の写真。建国記念日の祝賀の花火の割には地味である。日本で、夏にうちの隣町で寄付を集めて行う花火大会のほうが派手だし見栄えがする。
待たされた時間の割には早く終了。パラパラ~ッとまばらに上がっただけで、30分弱で終了した。特に大きな盛り上がりもなし。みんなでボーッと見学したのみ。
これで観覧席のチケットにお金を払った人がいるというのがよく理解できない。もしかしてそれはワインやフランス料理のフルコースを、カナダプレイスを借り切って楽しむという贅沢なセレブの行事だったのかもしれない。
少なくとも、この花火に対して対価を支払う必要性は感じられないが、一生に一回記念のつもりで見てみるのは良いだろうと思う。
カナディアンの知人に聞いた話である。
その人は昔、首都のオタワに住んでいたこともあるので東側の事情には詳しいのだが、その人が言うには、「バンクーバーのダウンタウンの高層ビル群はほとんどがコンドミニアム(長期滞在者用宿泊施設)。オタワやトロントの高層ビル群はビジネス街。」だそうだ。
なるほど、的を射ている。カナダに来てまだ数ヶ月の私も、そうじゃないかなとは思っていた。
ご存知の通り、バンクーバーはカナダの西端、太平洋側に位置する。夏は暑くなく、冬でも温暖快適。一方、首都であるオタワ、カナダ第一の都市であるトロント、フランス語圏であるモントリオールなどは東側に位置し、冬はマイナス数十度の厳しい寒さや大雪に見舞われる。
首都があることからも分かるように、カナダの政治、経済、ビジネスの中心は東側だ。
バンクーバーは、アジアに比較的近いこともあり、アジアからの移民が特に多く、住宅の需要も高い。
そんな理由で、トロントの高層ビル群にはオフィスが一杯詰まっており、バンクーバーダウンタウンの住宅事情は安泰。ということが起こるわけだ。
私はまだ東側には一度も行ったことがないが、トロントに行けばワーホリメーカーでもカナダの一般企業で働くチャンスを得られることが多いという。何しろ、少なくともバンクーバーよりは、ビジネスの“供給”が多いのであるから。もちろんそれなりの英語力を持った人は、ということだけれど。
東側は首都オタワがあるので、政府系の機関が多く、それに伴ってビジネスも発達するのだろう。
カナダの地図を見ていただければ分かるが、東端と西端の間の距離は、バンクーバーから太平洋を渡って日本まで到達するのと変わらないくらい長い。そんな地理状況なんじゃ、バンクーバーで首都圏のビジネスの恩恵を得ることが難しいのは当然だ。
今後何年かで状況が劇的に変化するという可能性もないではないが、カナダにワーホリを計画している人はこの点を少し気にとめておいたほうがよろしかろうと思う。
その人は昔、首都のオタワに住んでいたこともあるので東側の事情には詳しいのだが、その人が言うには、「バンクーバーのダウンタウンの高層ビル群はほとんどがコンドミニアム(長期滞在者用宿泊施設)。オタワやトロントの高層ビル群はビジネス街。」だそうだ。
なるほど、的を射ている。カナダに来てまだ数ヶ月の私も、そうじゃないかなとは思っていた。
ご存知の通り、バンクーバーはカナダの西端、太平洋側に位置する。夏は暑くなく、冬でも温暖快適。一方、首都であるオタワ、カナダ第一の都市であるトロント、フランス語圏であるモントリオールなどは東側に位置し、冬はマイナス数十度の厳しい寒さや大雪に見舞われる。
首都があることからも分かるように、カナダの政治、経済、ビジネスの中心は東側だ。
バンクーバーは、アジアに比較的近いこともあり、アジアからの移民が特に多く、住宅の需要も高い。
そんな理由で、トロントの高層ビル群にはオフィスが一杯詰まっており、バンクーバーダウンタウンの住宅事情は安泰。ということが起こるわけだ。
私はまだ東側には一度も行ったことがないが、トロントに行けばワーホリメーカーでもカナダの一般企業で働くチャンスを得られることが多いという。何しろ、少なくともバンクーバーよりは、ビジネスの“供給”が多いのであるから。もちろんそれなりの英語力を持った人は、ということだけれど。
東側は首都オタワがあるので、政府系の機関が多く、それに伴ってビジネスも発達するのだろう。
カナダの地図を見ていただければ分かるが、東端と西端の間の距離は、バンクーバーから太平洋を渡って日本まで到達するのと変わらないくらい長い。そんな地理状況なんじゃ、バンクーバーで首都圏のビジネスの恩恵を得ることが難しいのは当然だ。
今後何年かで状況が劇的に変化するという可能性もないではないが、カナダにワーホリを計画している人はこの点を少し気にとめておいたほうがよろしかろうと思う。
今回は、リッチモンドは中国なのか?という命題を検証する。
私が勤めている翻訳会社があるリッチモンド市。バンクーバー市の南に位置し、近隣の市町とともに「ザ・グレーター・バンクーバー」(バンクーバー都市圏を意味する)を形成する。バンクーバー国際空港もリッチモンドにある。だからバンクーバーに来る人は皆、まずはリッチモンドに降り立つことになるのだ。
このリッチモンド、住民の大多数は中国人であると予想される。
正確な統計は不明だが、毎日通っていて、町で会う人会う人皆中国人である。この町で普段会う白人と言えば、チェーン店のコーヒーショップや本屋さんのレジ係、または「カナダのスーパー」の店員さんくらいである。奥さんが韓国人の、白人カナディアン男性が言っていたのだが、「リッチモンドのショッピングモールに妻と行ったら、白人は俺だけだったんだよ(笑)」というほどである。
リッチモンドを歩いている私ら日本人は、中国人に中国語で話しかけられる割合が多い。以前日本人の同僚と歩いていたとき、子供を連れた中国人女性が「エクスキューズミー?」と話しかけてきたので、「あ、英語で話すのかな」と思って話を聞こうとしたところ、突然中国語に切り替えて地図を示しながら道を聞いてきた。例のごとく「We're not Chinese!」と答える羽目になった。中国語で聞く気なら最初からそうしなさい!!と突っ込みたい。
日本のダイソー(カナダでは100円ではなく200円=2ドルで売っている)や日本の本屋さんがあると聞いて、リッチモンド北部にあるショッピングモールに行ってみたら、そこは中国だった。(ダイソー&本屋さんだけ日本領)
会社から歩いて5分のところにあるパブリック・マーケットの1階・・・・そこも中国だった。パブリック・マーケットの2階にあるフード・コート・・・・・そこは上海と台北と返還後の香港が入り混じったような屋台街だった。
このパブリックマーケットのフードコートに午後4時くらいに行くと、閑散とした中で、中央のテーブルたちを寄せ集め、中国人のおじいさんたちが将棋に興じているという・・・・・。
こんなリッチモンドだから、銀行に行けば中国語(厳密に言えば広東語なんだろうけど)のサービスが受けられ、街には中国語の看板が溢れかえっている。


銀行の入り口を写したもの。英語と中国語で銀行名が記されている。

会社の近くにあって、いちばんお世話になったRBC(ロイヤル・バンク)。リッチモンドのこの支店では、ほぼ全員中国語と英語のバイリンガルの銀行員を配置している。銀行員さんたちの顔はみんな中国人の顔。移民の2世や3世なのだろう。リッチモンドのここの支店では窓口の人がいつもとても親切で、毎月窓口に行くのが楽しみだった。手を動かしながらも、とてもフレンドリーに世間話をしてくれるのだ(もちろん英語で)。私がRBCで口座を開くきっかけになったダウンタウンの支店の窓口もみんな親切だった。RBC大好き。
ちなみに、カナダの銀行はある程度の預金額がないと、毎月口座維持手数料(コースに応じ、3ドルくらいから~)を引かれるのだが、このRBCでは2007年5月から新しく「学生向け口座」を創設した。学生証を持っている、学生ビザを持っているなどで学生であることが証明できれば、口座維持手数料が無料になるのだ。他行よりもATM使用限度回数が多い(月25回まで)ということもあり、かなり重宝していた。ちなみに私は6月の時点で既に学生ではなかったが(ビザも学生ビザじゃない)、まだ有効期限の切れていなかった語学学校の学生証を示して口座を作り(だってRBCの窓口のお兄さんが勧めてくれたんだもん)、就職後もずっと学生口座を使っていた。
これらの銀行もダウンタウン支店などになると、というかリッチモンド以外ではほとんど、中国語併記はしていない。いかにリッチモンドに中国人が多いかということだ・・・・。
これはニュースで知った歴然とした事実なのだが、統計によると、リッチモンドは周辺の他市に比べ、肥満傾向にある住民の割合が低いという。それは、中国人(一般的に、体格が小さく痩せている)の人口が多いからだという・・・・・。
↓英語より中国語の表記のほうが大きい字なんじゃ・・・・・・(汗)
原則2ヶ国語表記。カナダって英語とフランス語のバイリンガル国家だと思ったけど、実は英語と中国語なんじゃ・・・・と疑いたくなる一瞬。



←一応、中国語より英語が上に書いてある・・・・。
なんだか安心。
私が勤めている翻訳会社があるリッチモンド市。バンクーバー市の南に位置し、近隣の市町とともに「ザ・グレーター・バンクーバー」(バンクーバー都市圏を意味する)を形成する。バンクーバー国際空港もリッチモンドにある。だからバンクーバーに来る人は皆、まずはリッチモンドに降り立つことになるのだ。
このリッチモンド、住民の大多数は中国人であると予想される。
正確な統計は不明だが、毎日通っていて、町で会う人会う人皆中国人である。この町で普段会う白人と言えば、チェーン店のコーヒーショップや本屋さんのレジ係、または「カナダのスーパー」の店員さんくらいである。奥さんが韓国人の、白人カナディアン男性が言っていたのだが、「リッチモンドのショッピングモールに妻と行ったら、白人は俺だけだったんだよ(笑)」というほどである。
リッチモンドを歩いている私ら日本人は、中国人に中国語で話しかけられる割合が多い。以前日本人の同僚と歩いていたとき、子供を連れた中国人女性が「エクスキューズミー?」と話しかけてきたので、「あ、英語で話すのかな」と思って話を聞こうとしたところ、突然中国語に切り替えて地図を示しながら道を聞いてきた。例のごとく「We're not Chinese!」と答える羽目になった。中国語で聞く気なら最初からそうしなさい!!と突っ込みたい。
日本のダイソー(カナダでは100円ではなく200円=2ドルで売っている)や日本の本屋さんがあると聞いて、リッチモンド北部にあるショッピングモールに行ってみたら、そこは中国だった。(ダイソー&本屋さんだけ日本領)
会社から歩いて5分のところにあるパブリック・マーケットの1階・・・・そこも中国だった。パブリック・マーケットの2階にあるフード・コート・・・・・そこは上海と台北と返還後の香港が入り混じったような屋台街だった。
このパブリックマーケットのフードコートに午後4時くらいに行くと、閑散とした中で、中央のテーブルたちを寄せ集め、中国人のおじいさんたちが将棋に興じているという・・・・・。
こんなリッチモンドだから、銀行に行けば中国語(厳密に言えば広東語なんだろうけど)のサービスが受けられ、街には中国語の看板が溢れかえっている。
銀行の入り口を写したもの。英語と中国語で銀行名が記されている。
会社の近くにあって、いちばんお世話になったRBC(ロイヤル・バンク)。リッチモンドのこの支店では、ほぼ全員中国語と英語のバイリンガルの銀行員を配置している。銀行員さんたちの顔はみんな中国人の顔。移民の2世や3世なのだろう。リッチモンドのここの支店では窓口の人がいつもとても親切で、毎月窓口に行くのが楽しみだった。手を動かしながらも、とてもフレンドリーに世間話をしてくれるのだ(もちろん英語で)。私がRBCで口座を開くきっかけになったダウンタウンの支店の窓口もみんな親切だった。RBC大好き。
ちなみに、カナダの銀行はある程度の預金額がないと、毎月口座維持手数料(コースに応じ、3ドルくらいから~)を引かれるのだが、このRBCでは2007年5月から新しく「学生向け口座」を創設した。学生証を持っている、学生ビザを持っているなどで学生であることが証明できれば、口座維持手数料が無料になるのだ。他行よりもATM使用限度回数が多い(月25回まで)ということもあり、かなり重宝していた。ちなみに私は6月の時点で既に学生ではなかったが(ビザも学生ビザじゃない)、まだ有効期限の切れていなかった語学学校の学生証を示して口座を作り(だってRBCの窓口のお兄さんが勧めてくれたんだもん)、就職後もずっと学生口座を使っていた。
これらの銀行もダウンタウン支店などになると、というかリッチモンド以外ではほとんど、中国語併記はしていない。いかにリッチモンドに中国人が多いかということだ・・・・。
これはニュースで知った歴然とした事実なのだが、統計によると、リッチモンドは周辺の他市に比べ、肥満傾向にある住民の割合が低いという。それは、中国人(一般的に、体格が小さく痩せている)の人口が多いからだという・・・・・。
↓英語より中国語の表記のほうが大きい字なんじゃ・・・・・・(汗)
原則2ヶ国語表記。カナダって英語とフランス語のバイリンガル国家だと思ったけど、実は英語と中国語なんじゃ・・・・と疑いたくなる一瞬。
←一応、中国語より英語が上に書いてある・・・・。
なんだか安心。
以前、4月後半に行われていた(たまたま遭遇した)マリファナ合法化運動の集会についてご紹介した。
それが、同じ場所で7月1日にも開催されていたのである。

ダウンタウンの街中の電信柱に貼られたポスター。大きくマリファナの葉っぱの絵が描かれている。7月1日のカナダ・デーに、アートギャラリー前広場で集会を行うと書いてある。
別にわざわざ見に行ったわけではないけれど、たまたま通りかかったアートギャラリー前広場。普段はどこにいるんだろう?と思わせられるほどの数の白人のカナディアンたちが集まってマリファナを吸っている。皆さんテンションがやばい。「LEGALIZE」=合法化せよ、という意味。広場を一歩出た歩道は全くもって普通の日常。嗚呼、日常と非日常の境目・・・・。

“HERB IS GOOD”(マリファナってイイよね)と書かれた横断幕。
私個人的には、ただでさえヤバそうなジャンキーたちがウロウロしているのに、簡単に手に入るマリファナなんかをこれ以上蔓延させるべきではないと思うが、マリファナは多少ハイになるだけで依存性もなく、タバコに比べれば健康に悪くないんだって。
どうでもいいや・・・・。
それが、同じ場所で7月1日にも開催されていたのである。
ダウンタウンの街中の電信柱に貼られたポスター。大きくマリファナの葉っぱの絵が描かれている。7月1日のカナダ・デーに、アートギャラリー前広場で集会を行うと書いてある。
“HERB IS GOOD”(マリファナってイイよね)と書かれた横断幕。
私個人的には、ただでさえヤバそうなジャンキーたちがウロウロしているのに、簡単に手に入るマリファナなんかをこれ以上蔓延させるべきではないと思うが、マリファナは多少ハイになるだけで依存性もなく、タバコに比べれば健康に悪くないんだって。
どうでもいいや・・・・。