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<いきなりあらすじ>私たちは大学のとき、よく友達の誕生日に誕生会を開いていた。思えば大学1年の学生宿舎生活時代、でっかく超と書いたケーキを作ってお誕生バー(お誕生日の本人)の部屋に持っていく途中、お掃除のおばちゃんに「お誕生会?いいわねぇ~」と言われた(けっこう恥ずかしい)ことがきっかけだったのかもしれない。その後、誕生会を開くときはお誕生バーに内緒で事前に集合してケーキを作っておくというのがお約束になっていた。ケーキは、そのときのノリでテーマを決めたり、手に入った材料で創意工夫(?)したりするのだ。今回は、そんなケーキたちの物語である・・・・。(←大げさ)
<本編>
昔の写真を整理していたら、なぜかケーキの写真がいっぱい出てきたので、一部をここに紹介する。
クリーチャーケーキ。
←これ。
creature (クリーチャー)
【名-1】 生き物、創造物{そうぞうぶつ}、神が創造{そうぞう}した生き物、動物{どうぶつ}
・・・・我々の当初のコンセプトとして、「秋だから、生地に抹茶を練り込んで抹茶ケーキにしよう!」という壮大な計画があったはずだ。(よく見ると生地は抹茶色)
それがいつのまにやら、神が創造し給うた生き物に。
いやいや、まともなケーキも作ってたんですよ。
たとえば、これ。↓
生クリームでデコレーションした上、ピンクのチョコペンで 2004 Happy Birthday と書いてあります。
うん。かわいい。まとも。
こんなのも。
そのときのファイル名によると、これは後輩K嬢の作。とするとこれは、もしかしたらお誕生ケーキではなかったかもしれない。何かの祝いケーキ。
デザインも飾りつけも、今までにないくらい可愛いのだが、一緒に写っている柿の種が飲み会っぽさをそこはかとなく演出している。結局いつも最後の詰めが甘いということで。
関係ないけど、今、柿の種と打とうとしたら、「かきのため」と打って変換キーを押してしまい、下記のためと変換されてしまった。染みついてしまった仕事の言葉を感じた瞬間。同じ言葉を何千回と打ってきたからなぁ。
大学時代4年間、独立行政法人日本学生支援機構(http://www.jasso.go.jp/)から第一種奨学金を借りていた。会社勤めをしていたこの2年半は返還してきたが、ある一定の条件を満たせば返還が猶予されるという。つまり、ある一定期間、申告により、銀行口座からの返還額の引き落としがストップするのだ。
1ヶ月1万数千円と言えば、学生or無職の身にとっては大きな額。
以前日本学生支援機構に直接電話して聞いてみたところ(ホームページの「よくある質問」になかった)、ワーキングホリデーでも猶予ができるという。
必要な書類は、
- ワーキングホリデーのビザレター
- 旅行会社のコース申込書
- (あれば)語学学校の入学許可証(和訳文を作成のこと)
以上3点。
やっと揃ったので、明日、申込書を発送する。
ただし猶予は最大5年まで。この期間は返還できないという明確な証明書のコピーを添付しなければ許可されないので、ワーホリ終了した1年後に万が一観光ビザでカナダに残るようなことになったら、結構厳しい。
ま、後のことは後で考えるさ。
返還しなければならない金額が変わるわけじゃないから、人生15年計画のローンはまだまだ続く・・・。第一種の奨学金は利子がつかないから、多少の期間ストップしてもらっても返還金額は増えない。これなら安心。
高校時代の英語の恩師M山先生から、今度は封書が届いた。定形の長形4号の白封筒に達筆の筆文字。
さっそく開いてみる。そういえば、2枚目の年賀状にまだ返事出してなかったなぁ・・・・。
手紙1枚目冒頭:
『1. 胃散を1年分持参のこと。』 (下線原文通り)
胃散!?
・・・・・・胃散ってなんだっけ!?
もしかして飲み会明けの二日酔いのお父さん方が飲んでるあれですか?(O田胃散商品ホームページ: http://www.ohta-isan.co.jp/01product/index.html)
時候の挨拶とか宛名とかは無しですか!?
<中略>
第7条 服装 少し派手に。 アメリカの場合
はで!?派手って・・・!?アメリカとカナダは一緒ですか?一緒じゃないんですか??
こんな感じで、面白ためになるアドバイスが9か条書いてありました。前出の、昭和48年、58年にアメリカで研修や旅行をした際の体験談を交えて、便箋4枚につづられた、「北米」(カナダとアメリカは違う国です先生・・・)での海外生活における助言9か条。
高校を卒業して何年も経つのに、2枚目の年賀状のみならず封書まで送ってくださった。
本当にありがたいことです。
1年分の胃散は持っていかないかもしれないけれど、服装は派手(第7条)めに、「他の家庭に晩めしに招かれたとき紙風船等持参(第2条)」することに、しようかな。
紙風船、買っていこう。
今年は、海外移住ということもあり、高校時代の先生方にけっこう年賀状を出した。投函が遅くなってしまったので(確か12月28日くらいに出した)、元旦には着かないことになってしまった。
そして迎えた元旦。喪中ハガキを出した去年を除き、毎年欠かさず年賀状をやり取りしている英語のM山先生から、届いていた(先生は、今は定年退職なさっていると思う)。ちなみにM山先生との(一風変わった)エピソードはけっこうある。テストの答案に達筆でメッセージが書いてあったのだが、あるとき、達筆すぎて読めなくて、担任のE後先生(数学担当)に読んでもらったことがある(そのメッセージは「才媛よ!」だった。才媛という日本語を私はそのとき初めて知った)。また、英語の定期テストでクラス最高点を取ったとき、新品のボールペンをくれた。しかもそれを渡すとき、一番前の席にいた私へ、壇上からホイッと投げて。このボールペンはたぶん高級ボールペンだと思う。見た目が高級。回すと黒と赤の2色が使える。実は今、手帳に挟んで毎日愛用している。
←これがその高級ペン
エピソードはまだある。あるとき、名作を読むことに凝っていて、仙台駅前にある本屋(今はなきアイ○書店)へ、ハーマン・メルヴィル著『白鯨』(岩波文庫、上・中・下巻)を買いに行った。上・中・下巻と3冊を買わなければならないというのは、岩波文庫とはいえ、高校時代のお小遣いでは結構大きい額で、私にしては決断だった。そのとき駅前でばったりM山先生に会い、メルヴィルの白鯨(上・中・下巻)を買いに行くところなんですと言ったところ、「それは是非読みなさい」ということで300円をくれた。300円というのはたぶんそのときお財布に入っていた小銭の全額だったのではと思う。
そういうわけでけっこうお世話になっていたので、M山先生には卒業後も年賀状を出すことにした。そしたら毎年必ず返事をくれるので、こちらも毎年書くようになっていた。
元旦に届いたM山先生の年賀状には、「進む先は決まりましたか?」と、一言、メッセージが書いてあった。私が今まで、“留学したい、海外に行きたい”とずっと言っていたので、M山先生はいつも気にかけてくれているのだ。今年私が書いた年賀状には全て「ワーキングホリデーでカナダに1年間行ってきます」という文と、必要に応じてホットメールのアドレスを書いている。なので必要な情報はそれで伝わるはずだし、元旦に届かないにしても数日中には届くだろうから、あぁ入れ違いになっちゃったな。と思っていた。
そしたら、昨日(4日)。M山先生から2枚目の年賀状が届いていた。
印刷は同じ図柄。メッセージが1枚目よりかなり多くて、昭和48年に60日間かけてアメリカ大陸横断(アンカレッジ-ニューヨーク-サンフランシスコ)をしたこと、昭和58年にイリノイオハイオ州立大学へ文部省(当時)派遣で研修に行ったこと、また、「現地ではたのしいことばかりではない。」「強い心でがんばってください」と書いてあった。なお、「イリノイ」の訂正線と「現地では・・・」の下線は原文通り。研修先の大学名を書き損じた理由は不明だが昭和58年と言えば私が3歳だから、24年前になる。だからかな。その辺がM山先生らしい気もする。アイオワ、イリノイ、オハイオあたりの米中北部はアメリカ人ですらよく間違えるというし。
私の少ない人生経験から言っても、同じ年に年賀状を2枚もらったのは初めてだ。そんなことも、M山先生らしいと言えば、らしい。普通ハガキでなくわざわざ年賀ハガキに書いてくださるあたりも。
なんだか、いろんな意味で心にしみたので、今日ここに記してみました。
「現地ではたのしいことばかりではない。」
もちろん昭和48年・58年に比べれば今は断然住みやすくなっているだろうけれど、やはりこの言葉は覚えておくべきだろうと思う。
出発前に、お返事書こう。
渡航後にエアメールでもいいかもしれない。
ついに買ってしまいました。
『地球の歩き方』 カナダ編。
【この本を買いたい人はこちら!(え、いないって?)⇒参考URL amazon.co.jpより(・・ってかURL長い・・)】http://www.amazon.co.jp/%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%81%AE%E6%AD%A9%E3%81%8D%E6%96%B9-%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-B16-%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%80-2006~2007%E5%B9%B4%E7%89%88/dp/4478052387/sr=8-16/qid=1167922255/ref=sr_1_16/503-6780313-0435906?ie=UTF8&s=books
過去、行ってみたい(でも行けやしない)国のガイドブックをむやみやたらに買い漁っていた(こともあった)私が、なぜ本当に行くことになっているカナダのガイドブックを1冊も買っていなかったのか。
理由は定かではない。
と書くと今回の話が終わってしまうので、ちょっと考えてみる。
ひとつめには、「これは観光ツアーの旅行者用ガイドブックであって、居住する人間には特に必要ないものなのではないか」と考えていたのだと思う。住んでみれば、自然と分かるようになること(通貨、気候、バスの乗り方・・・)や、手に入る情報(ビジターセンターで無料でもらえる市内地図、インターネットで見られる飲食店情報・・・)などで占められているのだから、と・・・。
ふたつめには、「地球の歩き方=地球の迷い方」という別称(蔑称?)があること。確かに、迷ったことがあった。パリだかロンドンだかで。ガイドブックの記述違いに起因して。
みっつめには、観光用のガイドブックを買うくらいなら、英文履歴書の書き方やネイティブ単語帳のような、実践的な参考書を買った方がよいのでは。という話があること。
とまぁいろいろと、今まで購入しなかった理由は考えつくわけだが、今日、思いついて帰りがけに買ってしまったのである。
では買ってしまったいきさつを記述する。
何度かの海外旅行の際には大変お世話になったことは事実だし、ビジターセンターに行く前の予備知識としての市内地図は必要だ。空港から市街地へ行く途中で道に迷うかもしれないし。カナダ全土の地図、各州ごとに違う事情(税金、時差、気候、人種構成、宗教、公用語・・・)が1冊にまとまっているのはやはり便利だ。飲食店でどこに入ったらいいか困ったら、とりあえずこの本に載っている店に入っておけば、危険な事態に巻き込まれることもないだろう。それと、今までの経験から言って、気になったところや行ってみたいところをマーキングしておけたり、地図に書き込めたりするのは、大変役に立つ。やはり使えるのは、なんといっても「地図」の部分。細かくストリート名まで書いてあるので、非常に見やすい。
最初の1~2ヶ月と、ちょっとしたカナダ国内旅行の際には絶対に使える。その安心をわずか1,680円で買うと思えば、安いものだ。
ということで、買いました。ちきうのあるきかた。
新版が出る時期とちょっとずれているので、2006~2007年版になってしまったが、まあこれは致し方ない。
ちょっと話が変わるが、あまりよく知らない初対面くらいの外国の人と一緒にいるとき、話題的に当たり障りなく、かなり盛り上がれて、ある程度時間を過ごせて、しかもそれらが簡単にできてしまうアイテムは何か。
それは、地図である。経験上、これは絶対に言える。
ほとんど言葉が通じない相手でも可能。
相手が多国籍になる場合は、世界地図がベスト。これで、相手の出身地を聞ける。世界地図が手元になければ、日本(自分の出身国)の地図、カナダ(自分の行き先)の地図でもOK。ある程度の地方都市くらいまで載っていれば、だいたい相手の出身地をカバーできるので、分厚いアトラスじゃなくてもOK。
私はこの手でモンゴル語と中国語を話すモンゴル人や、英語とロシア語を話すキルギス人と会話した。そのときは(場所が東京だったため)日本の地図を持っておらず、ちょっと後悔した。モンゴル人に、「私の出身は日本の東北地方です」と言っても分かってもらえないからね。
カナダには、高校の地理で使う地図帳(大学1年のときに授業でもらったもの)を持っていくつもり。これは、ある程度細かく書いている上、世界地図と日本地図が両方載っていて、かつ日本各地の主要産業やら人口密度やらの(普通に暮らしている上ではどうでもいいがカナダに行ったら絶対に重宝する)情報が盛りだくさんだからだ。
上記の事実は、今のところどこの留学情報サイトでも経験者のブログでも見たことがない。このアイデア(高校の地図帳)を今日思いついて、けっこう自己満足に浸っている私であった。
皆さん!心の隅に留めておくと良いですよ!地図帳ですよ!