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今日こそ書こう書こうと思っているうちに1ヶ月が過ぎてしまった。書くとなるとどうしても日本語になってしまうから、絶対的な英語の勉強量が足りていない私としては、平日にはなかなか書く時間を取れないというのが現状だ。
予告した割には全然更新がないため、ご心配をおかけしたかもしれませんが、ちゃんと生きてます。だいじょうぶです。
では、張り切っていってみよー。お手元にバンクーバーの地図をご用意の上、最後までごゆるりとお付き合いください。
【注記】
・写真が多いので、ロードに時間がかかる場合はごめんなさい。
・アップしている写真は全部私が撮りました。
・記事の正確性に関しては、細心の注意を払ったりはしていません。
・当ブログにより損害等が生じても責任は負いません。
・ノリで書いているので、厳密には違う箇所があるかもしれません。
それでは、お時間の許す限りお付き合いねがいます。今回の記事は長いです。
まず、バンクーバー市内の交通から。主に、トランスリンクという組織が運営するスカイトレインという自動操縦の軽鉄道(東京の「ゆりかもめ」みたいな感じ)及び市バス(普通のバス)、シーバス(ちょこっとだけ海を渡って向こう側まで行くフェリー:実はまだこれには乗ったことがない)から成っている。これらを乗りこなせれば、市内のどこへでも行ける(と思う)。
スカイトレインでは改札がないので、下のような「Fare paid zone!」と書いた表示が見られる。こっから先はチケット持ってる人だけだよ、という意味。ちなみに抜き打ちの車内改札が頻繁にあり、違反すると高額の罰金だそうだ(私は抜き打ち車内改札に今日初めて遭遇した。警察が回ってきた。車内改札に頻繁に出会っているクラスメートも多い)。チケットは下図のような自動券売機で買うけど、実は私はまだ自動券売機を使ったことがない。通学のために1ヶ月定期を買ったからだ。(1ヶ月定期は自動券売機では買えない。)
←今月分の1ヶ月定期。MAR 07 は2007年3月という意味。日本と違って、買った日から1ヶ月というわけにはいかない。月の後半で買うと損になる。
バンクーバー・ダウンタウンを上から見たらこんな感じ。高層ビルディング。下の写真は、ロブソン通りにある「エンパイア・ランドマーク・ホテル」の42階レストランの窓から撮った。ここにはブランチを食べに、先生・クラスメートと一緒に学校の授業で行った。このときは、「コミュニケーション」という会話中心のクラスだった。クラスや先生にもよるけど、語学学校ではよくクラスで外出をする。
←船の帆のように見えるのは、かの有名なカナダ・プレイス。バンクーバーのツアーの広告などでよく見られる。この写真はウォーターフロント駅(ターミナル駅)から撮った。船の帆のような建物は、1986年のバンクーバー万博でカナダ館として使われたとか。
ある晴れた週末に一人で街を歩きました。インフォメーションセンター(Tourist Info)まで向かう道(バラード通り)。海が見える。実は私、道の向こうに海が見えるというシチュエーションがたまらなく好き。サンフランシスコに行ったときも、ケーブルカーに乗っていたら下り坂の向こうに海とアルカトラズ島が見え、感動したのを鮮明に覚えている。ちなみに、バンクーバーとサンフランシスコはどことなく似ていると思う。こじんまりとしたダウンタウン、高層ビル、網の目の通り、坂道。海が近いことや、大規模な中国人のコミュニティ(チャイナタウン)があることなど。バンクーバー生まれの先生もそう言ってたので、印象としては決して間違ってはいないと思う。
←下り坂の向こうに海が見える。この先にTourist Infoやカナダプレイスがある。
←ストリートの表示と歩行者信号。アメリカで見た歩行者信号は、「(DON'T) WALK」と文字で書かれていたが、ここでは絵表示だ。ほとんど全てのストリートでこのように名前が表示されているので、バスに乗っていても迷わない。
←Torist Infoの入り口。タダで地図、バスルートマップ、カラフルなガイドブックを入手しよう。日本語資料あり。近隣の観光地(ビクトリア、ウィスラーなど)のガイドブックも手に入る。
外国に行くと、歩行者信号とか道路標識とか郵便ポストを必ず写真に撮る私。今日までに、街で普通に見かけるいろいろなものを写真に撮った。地元の人から見たら、「あいつは一体何を撮っているんだ」と疑問に思われること請け合い。(「請け合い」という日本語の使い方間違ってるかも?)
旅行者向けのインフォメーションセンターの人たちはみんな親切なのでおすすめです。バンクーバーに来たら、最初にぜひ行ってみてください。「地球の歩き方」には“日本語を話せるスタッフもいるので安心”と書いているけど、私が行ったときはいなかった。いたのかもしれないが出てきてくれなかった。なので、いないと思った方がいいです。質問は英語でGO。
インフォメーションセンターからちょっと歩くとカナダ・プレイスに着きます。立派なホテルとかもあります。外国で街を散策中に立派なホテルがあると、必ずトイレを借りる私。ここでも借りてみました。だって立派なホテルの中に入ってみたいじゃん。泊まれなくてもさ。
カナダ・プレイスから海を挟んでノース・バンクーバーが見えます。ノース・バンクーバー(住宅街が広がっている)には、シーバス(フェリー)に乗って行くそうです。天気のいい日のカナダ・プレイスはかなりおすすめ。見晴らしもいいし、海が近いし。船の帆の形をした建物の周囲をぐるっと回ると、遠くの山並みと住宅街、ダウンタウンの高層ビル群、船やヘリコプターの発着なんかが見れると思います。私はこのとき、ヘリコプターが着陸するところをじっくり観察した。ヘリコプターを間近に見たのなんて初めてだった。
ここで、午後にベンチでボーっとしてると限りなく平和な気分になれる。私が行ったときは晴れていたので、ベンチでくつろいでいる市民が多く見られた。観光客も多かった。
←左:カナダプレイス。右:海の向こうにノースバンクーバー。
外国に行くと必ずその地のマクドナルドに入ってみる私。アメリカでは店員の言ってることが全然聞き取れず、しまいには無愛想な店員がますます無愛想になり、何度か他の店舗でリベンジを試みたものの敗北続きだった。今度こそ!と意気込んで入ってみたカナダのマクドナルド。
下の写真はフィレオ・フィッシュとコカコーラのM、それにポテトのセット。「こちらでお召し上がり」は“For here”、「お持ち帰り」は“To go”ということは知っていたが、店員の「ケチャップ何個いりますか」が聞き取れず、またしても敗北。ケチャップの袋を実際に見せられるまで、見当すらつかなかった・・・。ちなみにやはりドリンクのサイズはでかい。カナダのマクドナルドのロゴには、国旗と同じマーク(メープル)が入っている。カナディアンはメープルが好き。
この日は珍しく快晴だったので、カナダ・プレイスの後に「スタンレー・パーク」にも行ってみた。スタンレーパークはダウンタウンと同じくらいの広さがある。本当に、とにかく広い!公園だけなら入園料とかはないので、ジョギングやサイクリングといったスポーツを楽しむ市民も多い。レンタサイクルあり。
←左:スタンレーパークのマップ。右:園内からダウンタウンを望む。
園内にはいろいろとみどころがあるらしい。夏季にはバスツアーもあるらしいが、今はないので、徒歩で行ける範囲だけを回ろうと思った。自転車借りるとお金がかかるし、だいたい自転車借りる人は海沿いをぐるっと回るサイクリングコースしか走らない。(園内にある)水族館行ってみたいけど一人で入ってもなぁ・・・など、いろいろ考えた末、一番近くにありそうな「ローズ・ガーデン」に行ってみることにした。せっかくはるばる来たのだから、何が何でも地図に載っている「みどころ」を一つは見て帰るぞ!と。
しかしここで問題が発覚。地図上で自分の位置が確認できない。私は地図の読めない女ではないのだが。森の中をさまよっているところを想像してみてほしい。だいたいそんな感じ。歩いているとときどき施設っぽいのが現れるけど、シーズンオフのためか、閑散としている。普通に散策を楽しむカップルや家族連れしかいない。標識もものすごくアバウト。道の無いところを指していたりする。迷って歩いて迷って歩いてやっと辿りついた、ローズ・ガーデンらしき場所。
やった!きっとこの近くにガーデンが!
↑がーん。何この墓標みたいなのは。土が掘り返されていて地面から枝が突き出ている。それもそのはず、今はシーズンオフ。当然のことながらバラは咲いていない。ちょうど木を植えた段階というところだ。ローズ・ガーデンの近くにティーハウスがあるとのことだが、方角がよく分からなくなったし、それらしいものも見えないし、歩き疲れたので他の場所を目指すことにした。
かの有名な、スタンレーパークのトーテム・ポール。きれいに彩色されている。写真中央のてっぺんにある鳥は、なんともいえぬ面白い顔をしていた。
別の日。あまり天気はよくなかったけど、クラスメート3人と一緒に「イングリッシュ・ベイ」という海辺に行ってきた。ダウンタウンから徒歩で30分くらい。何故かバスに乗らずひたすら歩いた私たち。でもその途中でいろいろ面白いものも見れた。虹色の旗とか。虹色の旗が何を意味するか?それは「ゲイの街」ということ。そういえばサンフランシスコでも同じような旗を見ました。バンクーバーにもゲイ・タウンがあるということは聞いていた。街まるごと、いろんな人を受け入れる体制になっているということだ。
イングリッシュ・ベイは、狭い範囲の海辺だけを指すのではないそうだ。ブリティッシュコロンビア大学のある半島からぐるっとスタンレー公園まで、広い湾全体を指すとのこと。夏にはここで、招待された国の花火職人による花火大会が開かれるそうだ。
←左:イングリッシュ・ベイ。右:謎のモニュメント。空が曇っているせいで、どことなく嵐の前触れのような不吉な雰囲気が感じられる(気がする)。
←左:海沿いでくつろぐ市民も多い。右:高層マンション。海沿いなので素晴らしい夕暮れが見られるに違いない。
海辺を散策した後、「グランビル・アイランド」に行くことにした。2ドル50セント払うとモーターボートに乗れる。モーターボートに乗ると向こう岸に送ってもらえる。渡った先が「グランビル・アイランド」。端から端まで歩いても500m程度しかない。賑やかなお店、芸術家風の建物、洒落たお店(靴工房、傘専門店、ガラス工房など)が並んでいる小さいアイランド。ガイドブックによると、「再開発により、ショッピングも食事も楽しめる観光スポットに生まれ変わった」そうだ。夏にはストリートミュージシャンなんかも集まってきてひときわ賑やかになるらしい。橋が架かっているので、帰りはモーターボートではなくバスでダウンタウンまで戻った。
←賑やかなお店。軽食もある。
ウォーターフロントステーション。スカイトレインの発着、シーバスの発着など、ターミナル駅となっている。外観、内装ともに私好み。ダウンタウンにあるスカイトレインの駅はどれも徒歩圏内なので(ダウンタウン自体がとても小さい)、よくここまで歩いてきてガラガラに空いているスカトレに乗ってみたりする。ちなみにこの中に入っているスターバックスは、バンクーバー最古のスタバなのだそうだ。
学校が終わって暇なときにふらりと行ってみるパブリック・ライブラリー。市民図書館。なぜ外観がイタリアのコロッセウム風なのかは知らない。誰か教えて。1ブロック全てを使った巨大な建物。多分7階建て。中に入るとまず小さなお土産屋さんや軽食屋さんなんかが並んでいる(写真右)。そこから建物中央部に進むと図書館。勉強・読書をするスペース、子供が遊ぶスペース、コンピューター、日本語のフリーペーパー、英語を勉強する人のためのテキストやCD、日本語の本などもある。けっこうお気に入りの場所。
←左:外観。右:内部。小さなお店がある。ここから中央部に入っていくと図書館部分。
バンクーバー市内のミニミニ観光ツアーいかがでしたか?慣れるととても住みやすい良い街です。さすが世界一住みやすい町ナンバーワンに選ばれただけあります。冬はほぼ毎日雨降りだけど、晴れた日なんかは最高に気持ちいいです。
今回の話題は、まあタイトルの通りなんですが。
私が通った学校のだいたいの概略は以前に書いたので、今回は全体の雰囲気というかアトモスフェアー(同じか・・・)を書きます。
初めに、国籍の違いについて。バンクーバーの語学学校はどこも同じだと思うけど、とにかく韓国人と日本人とメキシコ人とブラジル人が多い。ヨーロピアンといえばスイス人かドイツ人かイタリア人。その他の国籍で私が会ったのは、トルコ人、コロンビア人など。違う学校に通っている生徒としては、サウジアラビア人、台湾出身の人(台湾人って言っていいのかどうかは政治的な問題があるので敢えて言及しませんが)に会った。
なお、もしあなたがスイス出身の人に会ったとしても、その人がドイツ語を母語とするのか、フランス語を母語とするのか、イタリア語を母語とするのか、はたまたロマンシュ語を母語とするのかは、尋ねてみないと分からない。見た目では判断つかないし、彼らは特別に強い母国語アクセントを持っているわけでもないので。
<独断と偏見による国籍別の特徴>
1.ヨーロッパ系(ドイツ、イタリア、スイス等。ここではトルコも含める)の生徒・・・当然のことながら、総じて英語力が最も高い種族。スピーキング力・文法力・語彙力全てにおいてハイレベル。上位レベルのクラスになると彼らに会える。日本と韓国でしか使えないTOEICというテストの受験対策クラスではまず見られない。ヨーロッパで重視されている「ケンブリッジ英検」というテストの対策クラスに多く生息する。(ケンブリッジ英検クラスはかなりのハイレベルなので日本人はほとんどいない。)
2.南米系(メキシコ、ブラジル等)の生徒・・・スピーキング力が際立って高い種族。しかしよく聞いてみると文法が全然なっていなかったりする。コミュニケーション練成クラスに多く生息。文法力と語彙力のレベルは人による。この種族の特徴としては、よくしゃべる。とにかくしゃべる。人を遮ってでもしゃべる。なお、友達と会ったときにハグをして両頬にキスをする(男女関係なく)という習性がある。←アジア系の生徒は初めてこれを見ると絶句して固まる。
3.アジア系(韓国、日本等)の生徒・・・文法力、語彙力が際立って高い種族。それに比べ、スピーキング力の低さは同情に値する。つまり、文法力が高くてもスピーキング力が低いと下位レベルのクラスに配置されてしまうためだ。初級1(レベル1)から中級2(レベル6)のクラス、特にTOEICテストクラス、ボキャブラリー強化クラス等に多く生息する。ヨーロッパ系、南米系の種族に押されて、クラスでなかなか発言できなかったりする。どちらかというと日本人より韓国人のほうが、平均的にみてレベルが若干上な気がする。TESOLという、「母国で英語の先生になるための資格取得クラス」には大抵、韓国人しかいない。
現在、多くの語学学校では「校内で母国語禁止、イングリッシュオンリー」のポリシーを適用している。しかし隠れてこっそり話している同国籍(とは限らないか・・・南米系の生徒はスペイン語で意思疎通可能だから)の生徒も少なからずいる。ヨーロッパ系と南米系の生徒の話す言語は、小声で話しているところをちょっと聞いただけでは、英語を話しているのか母国語を話しているのか判断がつかないことが多い。アクセントや単語の感じが似ているためだ。それに比べ、韓国語と日本語は一発でバレる。なんとなく不公平な気がする。
年齢別で見ると、18歳~23歳くらいが最も多い。どこの国の生徒も、大学の長期休みを利用して1ヶ月だけ滞在したり、高校卒業後、大学入学前の休みを利用してやってきたりというのが大半である。入校可能年齢は16歳なので、高校生もたまに見られる。25歳以上の生徒は稀だが、いるにはいる。かくいう私もその範囲だし。聞いた話によると、78歳だかの生徒がいたこともあるそうだ(ちなみに日本人で、老後の趣味として語学を勉強していたらしい)。
生徒は、次の2つに大別される。(1)学校の長期休みを利用して、親の金でやって来た生徒と、(2)大学卒業後、社会人生活を経験し、自分で貯めたお金を使って(会社を辞めて)やって来た生徒の2種類だ。これらの間には、明らかな相違が見られる。
(1)・・・当然のことながら、若い。生徒の大半を占める。英語を習得するというハングリー精神が感じられない。滞在は1ヶ月程度で、コミュニケーション練成クラス、ボキャブラリー強化クラスなどを受講する。カナダに休暇で遊びに来たという感じで、よくクラスに遅刻・欠席する。学校では友達を多く作り、まさに学校生活をエンジョイしている。「教室で先生の話を聞く」ということに慣れているため、順応も早い。
(2)・・・当然のことながら、若くない。比較的長期滞在で、ビジネス英語等のクラスを受講する。よほどの理由がない限りクラスを欠席しない。校内の廊下やホールでたむろしている姿はあまり見られない。
全員が全員上記の分類に当てはまるというわけではないのだが、概してこんな感じである。もちろん私は(2)の部類に入るわけで、学生生活をエンジョイできるほど若くはなかった。その体力もなかった。「教室で先生の話を聞いて、クラスで発言をして、宿題をして・・・」というサイクルを思い出すまでにかなりの時間がかかった。とはいえ、私は一度もクラスを欠席しなかったし、スクールアクティビティにも積極的に参加したし、友達も多く作った。(スクールアクティビティとは・・・この学校では課外活動アクティビティのようなものがあって、放課後や週末にみんなでいろいろやる。冬季はスキーやスノボ、または観光に行ったり、ワインやインド料理を楽しんだり、スポーツ観戦に行ったり等。安い費用でいろいろ体験できる。)
分類(1)と分類(2)の生徒が交わることはあんまりないという印象を受けた、というだけだ。若いのは若いのだけで固まる。たとえクラス内ではクラスメートとして、話をしたとしても、クラス外で一緒に遊ぶことは少ない。年寄りは年寄りで、遊ぶ以外にやることがたくさんあるのさ。
まあこれは私が受けた印象なので、正確なデータを取ればもっと違ったパースペクティヴで分析できるかもしれない。ある一つの学校のある一時期における一個人の意見ということでよろしくです。
私は、学校には7週間通った。1セッションは4週間なので、2セッション(3週間+4週間)だった。クラス替えは原則としてセッションごとだが、リーズナブルな理由があればセッションの途中でもクラスを変更できる。私はフルタイムの生徒だったので、午前と午後で3時間のクラスを1個ずつ取るか、または午前に1個、午後に1.5時間のクラスを2個取るかというスケジュールだった。
クラスレベルについてもう一度おさらいすると、私の学校ではレベルが11ある。初級1~4(レベル1~4)、中級1~4(レベル5~8)、上級1~3(レベル9~11)まで。
私が最初のセッションで受講したクラスは、午前にコミュニケーション(中級2)、午後にビジネス・イングリッシュ(中級2)。私が2回目のセッションで受講したクラスは、午前にコミュニケーション(中級3)、午後にビジネス・カルチャー(中級3~上級3混成)とビジネス・ライティング(中級3~中級4混成)。2回目のセッションのとき、午前のクラスは、これに落ち着くまで2回クラス変更をすることになってしまった(いろいろあって大変だった)。
コミュニケーションのクラスは、その名の通りコミュニケーション力(会話力)を鍛えるコースで、アカデミック・プリパレーションクラス(文法力養成クラス)と並んでポピュラーなクラスだ。コミュニケーションクラスでは、先生のほうでクラス全員が発言しやすいように工夫をする。テキスト・板書で文法、語彙を勉強した後2~3人のグループに分かれて会話練習をする。また、英語の歌の歌詞を書き取ったり、DVDで映画を見たり、クラスメートの前でちょっとしたプレゼン(自己紹介や出身地の紹介など)をしたり、みんなでスケート、ボーリング、ビリヤード、ブランチ、コーヒーブレイク、映画館、観光地などに外出したりもする。とにかく楽しく英語を勉強しましょう、という、まさに語学学校的なクラス。私が受講したコミュニケーションクラスはどれも最高に楽しかった。先生も生徒も皆フレンドリーで、とても居心地が良かった。「今、私、語学学校で英語を勉強している!!」という雰囲気に浸れる場所(笑)。
ビジネス・イングリッシュはその名の通りビジネスに関する簡単な英語力を身につけるクラスで、会議の進め方、電話の受け方、交渉の仕方などを練習する。このクラスの先生が私の中ではベストだ。分かりやすく、印象に残る教え方で、この先生から教わったことはかなり身に付いていると思う。
ビジネス・カルチャーは、文化の違いがビジネス的見地から見てどのように影響するかを、(1)イスラム教世界の伝統とものの考え方、(2)孔子の儒教文化息づく中国・韓国・日本、(3)ラテン系南米文化という3項目を取り上げて勉強した。このクラスは、最上級のクラスの生徒までが混成だったし、日本人は私だけだったので、私にとって最も難しいクラスとなった。しかし、内容的には私が大学時代に勉強したことと重なるところもあり、本当に面白かった。私の英語力は他の生徒に比べると一番下っ端みたいなものだったが、知識的な面(私は大学でアラビア語やイスラム文化を勉強したし、日本人だから孔子のことも知っているし、世界史が好きだったので南米の話も結構知っている)ではかなりクラスに貢献できた。先生もそう言って褒めてくれた。
ビジネス・ライティングは、その名の通りビジネスに関連するライティング力を鍛えるクラス。細かい文法の話(前置詞はこっちのほうがいいとか、コロンを使うのかセミコロンを使うのか等)を含め、先生が添削を入れてくれる。題材は、英文履歴書・カバーレター、マーケットリサーチの簡単な報告書、企業へ出す苦情の手紙、企業側からの謝罪の手紙など。私は、かつて会社でライティング関係のことをやっていたので、このクラスではかなりリラックスして受講することができた。ネイティブの見地から、私の書いた英語を添削してもらったのはこれが初めてだったので、かなりいい勉強になった。それに、「私の書いた英語はそんなに大きく間違ってはいない」「ネイティブにちゃんと通じている」ということが分かって、自信をつけることができた。
実はこの他に、「ファースト・サーティフィケーション・オブ・イングリッシュ」という、例の“ケンブリッジ英検コース”を2セッション目の最初の週に受講した。そのテストを受ける予定はないが、このクラスは文法力養成とスピーキング力養成のコンビネーションみたいなもので、両方一気に習得できると聞いたから選択した。しかし、ふたを開けてみると、テスト受験に本気のヨーロッパ系のハイレベル生徒しかおらず、英国とケンブリッジ英語を愛している先生はそういう“本気の”生徒しか相手にせず、スピーキング練習は全くない、という、完全に期待違いのクラスに入ってしまった。違う先生が受け持つ同じコースだったら、もうちょっと違った結果になっていたのかもしれないが。2週目にコミュニケーションのクラスに変更したのはいうまでもない。
このような感じで、いろいろあったけど、無事に7週間の学校生活を終え、現在は7週間のCo-op(インターンシップ)プログラム4週目となっています。
シェア・ハウスの仲間たちが一堂に会しテーブルを囲んで団欒する機会を設けてくれたのだ。
シェア・ハウスとは、一つの家の個室をそれぞれ借り、台所やシャワー室などは共用といった感じの住み方。バンクーバーでは結構一般的。私たちの家はハウスオーナーが同居しているが、コンドミニアムを何人かで借りたりするケースも多い。(日本のように、単身世帯用のアパートはあまりない。)
さて、食事会のメンバーは、私の他、ハウスオーナー、ハウスオーナーの友人(韓国人女性)、日本人の女の子一人、日本人の男の子二人。計6名。
この家は結構古いんだけど、天井のシャンデリアはきれい。右側にちょっと写っているのは、壁に掛かっているマット(装飾用?)。
食卓はこんな感じ。お皿に盛られたカレーと、水差し。
同じ家に住んでいるとは言っても、皆生活パターンが違うからなかなか会えないみたいなので、このように懇親会を開いてくれるというのは嬉しい。
ハウスメイトは全員日本人だが、楽しくやっていけそうだ。
大きなイベントが二つありました。一つめは、引っ越し。3月31日、2ヶ月滞在したホームステイから、シェアハウス(一つの家を数人でシェアする)に引っ越しました。以前からここで書いている通り、ホームステイファミリーは本当にいいファミリーで、できればずっと滞在したかったんだけど、やはり滞在費を節約するためは、シェアハウスに住むのが一番安い。二つめは、インターンシップの開始。実は私の語学学校のプログラムは、インターンシッププログラム(Co-opプログラムという)だったんです。これは、学校で勉強した期間と同じ期間、カナダ企業でインターンシップできる(学校のサポート付き)というもの。インターンと言っても、無給(てゆうか学校にプレイスメント費を払わなければならない)なんだけどね。このインターンシップ、3月26日からやっております。月日の経つのは早いものです。
<更新予告(このテーマで書きたい、という予定、っていうか覚え書き)>
・語学学校のこと(3月末で学校の授業は終了したんだけどね)
・現在やっているインターンシップのこと(5月11日までです)
・新しい家のこと(シェアハウスです)
・食生活のこと(スーパーマーケット面白いです)
・お酒のこと(カナダではお酒を買うのは一苦労なのです・・・)
・新たに観光した場所のこと(写真いっぱい撮りまくってます。新しいデジカメ買って良かった~)
・今日買ったiPod nanoのこと(ついに入手!うれしい)
あー、なんか書きたいこといっぱいあるなぁ。
たびたび話題にのぼるスカイトレイン。通称スカトレ。
※注:スカトレと呼ぶのは、4文字に略すのが好きな日本人のみ。現地で言っても通じません。
ロンドンドラッグ(ドラッグストア)=ロンドラ、スターバックス=スタバなども同様。
和製英語には注意しようね。
和製英語ついでにミニ知識・・・。
サイズを表すL、M、Sも、ちゃんと「ラージ」「ミディアム」「スモール」と言わないと
分かってもらえないよん。
スカトレの話に戻ろう。
スカイトレインはトランスリンク社が運営する、バンクーバー市と近郊を結ぶ交通手段のひとつで、早くて快適、ほとんど揺れない、5分おきくらいに来る、と非常に便利である。朝夕の混雑時には15秒おきくらいに来る。いくらコンピュータ制御の無人運転だからって、先に出た車両のおしりがまだ見えているときに次の車両が入港(入プラットフォーム?)するのってスゴイ・・・・。
ウィキペディアによると、“一般の鉄道で使われている固定式の閉塞を用いていないため列車同士が非常に近づくことができ、2分から5分という短い間隔で列車がやってくる。バンクーバーのスカイトレインは世界最長距離の無人(コンピュータ制御)電車。”だそうだ。2分から5分って書いてるけど、実際には混雑時15秒で来たぞ。
←これがウワサのスカイトレイン。車体は小さめ。体格の大きなカナディアンが乗ると、天井に頭がついたりしそう。日本人をはじめとしたアジア系の市民ならともかく、カナディアンが乗っていると非常に窮屈そうに見えてしまう。
電車とホームの間に隙間が開いておりますので、乗り降りの際にはご注意ください。ということは全くないので、完全バリアフリーとして車椅子の人もラクラク昇降可能。車内には車椅子スペースもあり。
ちなみにピーク時以外は、なんと自転車も一緒に乗ってよい。さすがサイクリング王国バンクーバー。ただし1車両につき2台まで。意外に自転車と一緒に乗る人は多い。ついでに言うと、市バスの車体前面にも自転車を乗せる台がついており(2台まで乗せられる)、自転車持参でどこまででも行ける。蛇足の蛇足だが、自転車に乗るときはヘルメットをかぶることが義務付けられているので、観光でレンタサイクルをしようと思っている人は要注意。
↓下は非常通報システム。このボタンは押した後、しゃべって通報しなければならないが、窓枠の桟には声を出さなくても通報できる「サイレント通報システム」がついている。ハイテク!
サイレント通報システムはどんなときに使うのだろう・・・やっぱりハイジャックならぬトレインジャック?・・・銃を持った犯人が逃走のために・・・って、それはあり得ない。スカトレの路線は短いし、限られてるし。やっぱ異常者対策?偏見ではなくヘンな人が本当に多い街だからねぇ・・・多国籍だしジャンキーやホームレス人口も多いし。
スカトレには運転手も車掌さんも乗っていないので、治安が悪いという風評が立ったことがあるらしい。そのため非常通報システムや各駅の監視カメラなどが整備されたらしい。非常時にはこれらのシステムを使って通報できるようになっている。スカトレに快速はなく、駅の間隔が東京の地下鉄のように短いので、非常通報があった際には次の駅で停まったときに係員の人が急行してくれる。
私は実際に、ベビーカーに乗っていた赤ちゃんが、お母さんが気付かない間にボタンを押してしまって、お母さんが「すみません、ベビーが押しちゃったもので・・・なんでもないんです」と謝っている場面を目にしたことがある。それでも念の為か、次の駅で係員が確認に来た。ボタンが押された車両が何両目か分かるようになっているのだろう、係員は私たちの最寄のドアのところで待っていた。
←車内の様子。日本の電車に比べるとかなり小さいが、洗練されたデザイン。
←くどいようだが運転手も車掌もいない。そのため、この写真のように、先頭や最後尾に席が設けられていて、先頭の席では「電車でGO」のような体験をナマでできる。私はもちろん先頭が空いてれば先頭の席に座る。迷わず座る。
←蛇足だが、この写真向かって右側の車内広告・・・・セクシーな美女がポーズをとっているが、日本ではこんな広告見られないだろう。そう、男性向け週刊誌の中吊り(なかづり。ちゅうづりではない。もう間違わないぞ)広告くらいか。
車体、車内を写したこれらの写真は私が撮ったものですが、客が一人も乗っていないとき(終点の駅に着くまでの間)に撮影したものなので、大丈夫です。問題ありません。(・・・・何が?)
おバカ観光客のように見られたりはしていませんのでご心配なく。
↓下は乗り換えポイントを示している。外国で看板とか道路標識とか撮るの好きなんだよねー。
スカトレの路線も今はこのように限られているが、今後かなり路線を増やすらしい。2010年の冬季オリンピックのときに来たとしたら、交通事情はすっかり様変わりしているんだろうなあ。路線増計画を見る限りでは、かーなーり便利になりそうだ。
しかし、工事のために多額の予算が組まれていて、その収入はどこから得るの?ということでローカルニュースで問題になっていた。運賃が2008年1月から値上げされるということだったけど、バンクーバーの公共交通機関は、タクシーの他はトランスリンク社のスカトレとバスとシーバスしかないから、ほぼ独占状態なんだよね。